飼い犬に噛まれて3歳児が死亡、父親に向けられる疑惑の眼
米オハイオ州にて、3歳の女の子が飼い犬に噛み殺されるという痛ましい事件が起こった。SNS上では、父親に疑惑の眼が向けられている。
初めてのお泊りだった
12月23日、母親と共に離れて暮らしている父親の家を訪れたキングスリー・ライトちゃん。3匹の犬と父親が暮らすその家で、彼女が泊まることにしたのは、その日が初めてだった。
何事もなく数日間を過ごし、26日の夜にいつものようにオンライン上で母親とやり取りをしたキングスリーちゃんだったが、残念ながら彼女が翌朝を迎えることはなかった。
血だらけのリビングルーム
27日の朝、父親が目を覚ますとリビングルームが血だらけになっており、そこに横たわるキングスリーちゃんを発見した。父親はシンシナティ警察に通報し、「ベイビーが死んでいる」と告げたという。
キングスリーちゃんは、父親が飼っていた飼い犬によってかみ殺されたとされている。犬種は公表されていないが、Facebookの投稿などからピットブルだとみられている。
父親が飼っていた3匹の犬は、その日のうちにシンシナティ動物保護センターに引き取られており、狂犬病を持っていないかどうかを見極めるため、10日間ほど隔離される予定だ。
父親に対する疑惑の声
事件が起こった夜、キングスリーちゃんはリビングのソファーに眠り、父親は寝室で寝ていたという。
ピットブルに襲われた時、キングスリーちゃんはソファーの上にいたとみられているが、父親は「飼い犬はケージの中にいた」と主張している。
SNS上では、初めて泊まりに来た幼児を、ケージに入っているとはいえ大型犬と同じ空間で寝かせて自分は寝室の扉を閉めていたこと、血だらけになるほどの惨事が起こったのに父親が朝まで気付かなかったこと、通報する前に犬たちをケージに入れており落ち着いていたのではないかと思われること、父親の名前が公表されていないことなど、父親への疑惑の眼が向けられている。
また、幼児をひとりきりでソファーに寝かせるべきではない、適切にしつけられているピットブルは攻撃しないはずなど、父親を批判する声は多い。
少なくとも父親は、飼い犬が人を攻撃したことについて責任を問われる見込みだ。(了)
参考:Daily Mail:3-year-old girl mauled by family dogs while visiting father for Christmas: ‘My baby is dead’(1/2)
参考:WLBT:‘A happy girl with a beautiful laugh and smile’: Family mourns 3-year-old mauled by dogs(1/2)