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レバノン人の女性、預金を引き出すため、玩具の銃を持ち銀行に立てこもる

レバノン人の女性、預金を引き出すため、玩具の銃を持ち銀行に立てこもる
Twitter/نبيه فواز

レバノンで再び、銀行の預金を引き出すために、女性らが立てこもる事件が起きた。

 

姉のガン治療のためにお金が必要

 

その事件が起きたのは9月14日の朝(現地時間)、場所は首都ベイルートのSodeco地区にあるBlom銀行とされている。

 

銀行に立てこもった女性とは、Sali Hafizさんだ。彼女によれば、これまで何度も銀行を訪れたが、預金引き出し制限により、月に200ドル(約2万8000円)から400ドル(約5万7000円)しか引き出せないと言われたという。

 

しかし姉のガン治療の費用を支払うため、その日Hafizさんは玩具の銃を持って銀行に入り、貯金から1万3000ドル(約180万円)を引き出すよう要求した。

 

当時の様子を写した動画は、すでにSNSにも多く投稿されている。

 

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「もう失うものは何もない」

 

Hafizさんは、預金の引き出し規制をしている銀行に抗議する団体「預金者抗議協会」のメンバーとともに、銀行に押し入ったとみられている。

 

彼女は事件の一部始終をFacebookでライブ配信し、そこには銀行員が紙幣を数え、USドル札の束を彼女に手渡す様子が映っていた。

 

Hafizさんは、銀行に押し入った理由について、次のように主張しているという。

 

「以前にも(銀行の)支店長にお金をお願いしたことがあり、その時も、姉がもうすぐ死ぬ、あまり時間がない、と言いました。もう失うものは何もないというところまで来ました。私は誰かを殺したり、火をつけたりするために銀行に押し入ったのではありません。私は自分の権利を得るためにここにいるのです。甥からおもちゃの銃を借りました」

 

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治安部隊は彼女を拘束せず

 

銀行の外には、治安部隊が取り囲んでいたが、銀行から出てきたHafizさんを拘束しなかったという。

 

ただし「預金者抗議協会」のメンバーは銀行で、ガソリンをまいて火を点けると脅し、1人が本物の銃を所持していたこともあり、数人が拘束されたそうだ。

 

Hafizさんはその後、SNSに自分の姉が病院のベッドで横たわる姿を投稿。さらに今後は、トルコのイスタンブールへ向かうと述べたという。

 

Facebook/Sali Hafiz

 

実は先月も、バッサム・アルシェイク・フセインという男性がベイルートの銀行を占拠し、父親のガン治療費のために3万5000ドルを要求。一時的に逮捕されたが、その後釈放されている。

 

レバノンの経済は2019年以降、フリーフォール(自由落下)状態にあり、通貨は90%以上の価値を失っているという。(了)

 

出典元:METRO:Woman holds up bank with toy gun to withdraw her own savings to help treat sick sister(9/15)

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