URLに1文字追加するだけで、YouTubeの広告が消えると判明
YouTube動画に挿入されている広告を、簡単に消せることが分かった。広告を非表示にするアドブロッカーソフトを使わないでも、URLにドット「.」を1つ加えるだけでいいのだ。
米国のRedditユーザーが投稿
情報の出どころは、米国のソーシャルニュースサイト「Reddit」。ITに詳しいunicorn4saleさんというユーザーが、6月10日にこんな投稿をした。
参考までに:YouTubeの広告を、ドメイン名の後にドットを加えることで回避(バイパス)できる。
デスクトップPCのブラウザで。
例えば、
〈https://www.youtube.com/watch?v=DuB8VUICGqc〉では時々広告が表示されるが
〈https://www.youtube.com./watch?v=DuB8VUICGqc〉だと広告は表示されない
つまり、https://Youtube.comの「com」の後に、半角英数の「.」ドット(=ピリオド)を入れればいいのだ。まず見たい動画を表示させてから、ブラウザのアドレスバー/URLバーを見ると、
https://Youtube.com/wach?v=×××××××××××
と表示されているはずだ。このURLの「com」の後にドットを打ち込み、
https://Youtube.com./wach?v=×××××××××××
に変えてから再アクセスする(リターンキーを押す)と簡単だ。
実際にやってみると、動画の冒頭に入る広告も、再生中の画面下部に現れる広告も、どちらも無くなった。
なぜ広告が消えるかについて、unicorn4saleさんはこう説明している。
これはエンジニアが見落としがちな微細なバグのようなものだ。そのせいでサイトはホスト名を自動補正し忘れる、コンテンツはそれでも提供される、しかしブラウザ上にあるホスト名は違っているから、クッキーは送信されず、オリジン間リソース共有(CORS)は行われない。大きなサイトでは、広告やメディアを提供するのに(本体のサイトとは)別のドメインを使っている。そして、そのホワイトリストには余計なドットは含まれていない。
スマホでもできる
unicorn4saleさんは当初「デスクトップPCのブラウザで」と書いていたが、スマホのブラウザでもできると分かり、こんな追記をしている。
モバイル(スマホ)では、ブラウザがURLを自動補正するだろうと思っていたが、そうではなかった。サーバー側でリダイレクトが行われている。なので、モバイルで同じことをしたければ、「PC版サイトをリクエスト」する機能を使うといい。
この裏技がいつまでも使えるという保証はない。いつかはYouTubeの運営も気がつき、修正されることだろう。(了)
出典元:Reddit:You can bypass youtube ads by adding a dot after the domain(6/10)
出典元:Metro:You can block YouTube ads by adding just one symbol to the URL(6/12)