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天敵のヘビの背中に10匹のカエルが乗っている!豪で不思議な光景を目撃

天敵のヘビの背中に10匹のカエルが乗っている!豪で不思議な光景を目撃
Twitter/Andrew Mock

ヘビといえばカエルの天敵だが、そのヘビの上にカエルが乗っているという奇妙な光景が撮影され、注目を集めている。

 

嵐の後に自宅の敷地で目撃

 

その様子が目撃されたのは、西オーストラリア州北部にある、Kununurraという地域とされている。

 

この地域は今週の日曜日、1時間に7mmも雨が降るなど激しい嵐に見舞われ、湖(ダム)の水位も上昇していたという。

 

このため地元に住むPaul Mockさんが心配して外へ出たところ、自宅の敷地内にパイソン(ニシキヘビ)がおり、その背中に多くのヒキガエル(cane toad:オオヒキガエル)が乗っているのを目撃、その様子を撮影した。

 

水位の上昇で逃げようとしていた?

 

Mockさんによれば、湖が満水(または溢れる状態)になった時、岸に住む数千匹のカエルが逃げようとし、避難する場所を探していたという。

 

そんな時に、パイソンの上に約10匹のヒキガエルが乗っているところに遭遇したそうだ。

 

 

このパイソンはMockさんの自宅付近でもよく目撃され、「Monty」とも名付けられており、大きさは3.5m、地元では通常の大きさとされている。

 

そしてカエルを食べていなかったのは、このオオヒキガエルに猛毒があることを知っており、その毒は大型のヘビや爬虫類、ワニなどの脅威にもなっているという。

 

Mockさんは、ヒキガエルが湖の水位の上昇により「Monty」の背中に避難したと見ているが、ある生物学者はヒキガエルが交尾をしようとし、間違えてヘビに乗っていた可能性も示唆している。

 

それにしてもヘビの上にカエルとは、かなり珍しい場面と言えるだろう。(了)

 

 

出典元:BBC:Australian cane toads hitch a lift on python’s back after storm(2018/12/31)

出典元:The Guardian:Cane toads snake ride on python’s back to escape storm in northern Australia(2018/12/31)

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