「我々の闘いは、まだ終わっていない」イスラエルのネタニヤフ首相が発言

アメリカとイランとの和平合意が発表された後、初めてイスラエルのネタニヤフ首相が発言し、戦闘を続ける意思を示した。
「軍事行動の自由を維持する」
イスラエルのネタニヤフ首相は6月15日、記者会見で次のように述べた。
「我々はイランの指導者たちを殺害し、その安全保障機構に深刻な打撃を与え、イスラエルをイランの核の脅威から救った。我々はイスラエルとその国民の滅亡の危機を回避し、破滅から救った。そして、我々の闘いはまだ終わっていない。我々は、ヒズボラがイスラエルを脅かしていたレバノンの主要地域を制圧した。我々は、テロ組織が国境地帯に拠点を築くことを決して許さない」
さらにネタニヤフ首相は、イランとの合意はトランプ大統領が行ったものであり、我々には我々自身の国益があると主張。イスラエル軍がレバノンの緩衝地帯に留まり、軍事行動の自由を維持すると述べた。
またイスラエルの安全保障内閣の一員で科学大臣のGila Gamliel氏も、6月15日の夜、イスラエルの「チャンネル7」に出演し、「我々は合意の当事国ではない。我々の立場としては、ヒズボラの武装解除という目標を達成するまで攻撃を続ける」と語った。
さらにGamliel氏は、イスラエル軍がレバノンの一部地域を占領し続ける意向であり、イスラエル支配地域への住民の帰還は認めないと述べたという。
レバノン南部やガザ地区へも攻撃
アメリカとイランの和平合意には、全ての戦線、つまりレバノンでの停戦も含まれているが、イスラエル軍は15日も、攻撃を継続している。
イスラエル軍は15日、レバノン南部のナバティエ地区に対し、断続的に砲撃を加えているという。
またイスラエル軍は、この地域の「住宅地全体」にミサイルを発射し、5階建ての建物が破壊され、近隣の町々にも広範囲にわたる被害が出たそうだ。
さらにイスラエル軍は、ガザ地区も攻撃し続けており、15日にはガザ市北部でイスラエル軍のドローン攻撃により2人が死亡、そのうち1人は子供だったという。
またイスラエル軍は15日、ガザ地区での空爆で、「ハマス」の司令官2人を殺害したと発表した。
14日に覚書に署名
アメリカの政府高官は15日、トランプ大統領とJ・D・バンス副大統領、イラン議会のモハマド・バゲル・ガリバフ議長が昨日(14日)、合意の覚書に署名したと明らかにした。
またトランプ大統領は、ホルムズ海峡が6月19日までに「完全に開放される」と述べたという。
もっともイランとの合意内容については、詳細がほとんど明らかにされていない。しかしトランプ氏は、文書が「間もなく」公開されると語ったそうだ。
さらにトランプ氏は、イランとの将来の関係について前向きな姿勢を示し、今回のイランの指導者たちとは「非常にうまくやっていけた」とし、「うまくいけば良い関係になるだろう」との見方を示した。
フランスのマクロン大統領は15日、フランスやイギリス、その他約20カ国がホルムズ海峡の再開に向けた海上・海軍の取り組みを主導すると述べた。(了)
出典元:Aljazeera:Iran war live: Trump confirms Iran ‘deal is all signed’(6/15)

























