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次の人気投資先は“不死産業”?米国有数の銀行「バンク・オブ・アメリカ」が衝撃的な予測

次の人気投資先は“不死産業”?米国有数の銀行「バンク・オブ・アメリカ」が衝撃的な予測
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米国有数の商業銀行として知られる「バンク・オブ・アメリカ(Bank of America Corporation)」が、次に投資先として人気を得ることになるのは“不死産業”である、との驚きの見解を示し注目を集めている。

 

2025年には市場規模が65兆円にも

 

この見解を示したのは、バンク・オブ・アメリカのアナリストら。

 

彼らによると人間の寿命を極限まで引き延ばすことを目指す不死、あるいは長寿に関わる分野は、数年以内に多くの企業が重要視するようになるとのこと。

 

この分野に関わる企業の価値はこれまで度々変動してきてはいるものの、米国における同分野の市場規模は既に1100億ドル(約12兆円)にも至っており、バンク・オブ・アメリカによると2025年までにはその市場規模は少なくとも6000億ドル(約65兆円)になることが見込まれるという。

 

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中でもとりわけ注目すべき分野とは?

 

バンク・オブ・アメリカは、不死・長寿に関してとりわけ注目に値すべき分野にも言及。

 

その中で同社は“ゲノムに関する医学”、“ビッグデータとAIによる健康管理”、“未来の食品”、老いることない不死を意味する“アモータリティ”、そして困難ながらに実現されれば大きなインパクトをもたらしうる医薬品を指す“ムーンショット・メディシン”の5つを挙げる。

 

具体的にこの5つの分野を見ていくと、“ゲノムに関する医学”についてバンク・オブ・アメリカは“次世代の遺伝子編集技術は、潜在的に予防医学と病気の治療において革命的な進歩を提供するものだ”とコメント。

 

その中でもゲノム解析を行う企業「Illumina」について、“病気の研究や医薬の発展、分子テスト製作について、その進歩を助ける重要な役割を担っている”としている。

 

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また“ビッグデータとAIによる健康管理”についてバンク・オブ・アメリカは、この分野における技術の進展は健康にかかる費用を削減させると共に、的確な医療の提供を可能とさせる潜在性を持つとする。

 

さらに“未来の食品”については、“健康的な食習慣と、地球における人類の持続可能性”を保障するものであり、農業分野における遺伝子編集、そしてより健康的な生活習慣と消費を行っていかなければならない、と言及。

 

“アモータリティ”については、その市場規模は2025年までに5つの分野の中でも最も大きい5040億ドル(約55兆円)となることを予測。“人のバイタリティを向上させ、永遠よりもむしろ世界の人類が病気なくより自由に生きることを可能とさせる、健康寿命と寿命を延ばすことを助ける”ものであるとしている。

 

そして“ムーンショット・メディシン”については、これがヘルスケアにおいて革命的な解決策を提供できる可能性を持つものであると言及。これに関わる企業においては、パーキンソン病やアルツハイマー型認知症といった、人類にとって最も治療困難な病気を治癒させるための研究が行われているという。

 

バンク・オブ・アメリカは、これらの技術は近い将来にも、人間の寿命を100歳をはるかに上回ることを可能とさせると述べている。

 

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次の人気投資先が“不死産業”になるとの予測を発表したバンク・オブ・アメリカ。老いることなく健康的に長い時を生きることが出来る日が、近い将来訪れることを待ち望むばかりだ。(了)

 

出典:CNBC:Human lifespan could soon pass 100 years thanks to medical tech, says BofA(5/8)

出典:FuturismMajor Bank: The Immortality Industry Is the Next Hot Investment(5/9)

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