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トルクメニスタンの大統領、「死亡説」を払拭するため「地獄の門」を車で疾走

トルクメニスタンの大統領、「死亡説」を払拭するため「地獄の門」を車で疾走
Twitter/Alec Luhn

中央アジア南西部にあるトルクメニスタンの大統領が、自らの「死亡説」を払拭するため、なんとも奇妙な動画に登場した。

 

ガスクレーターの周りを疾走

 

トルクメニスタンのグルバングル・ベルディムハメドフ大統領は、7月5日に公の場に姿を現わさなかったことから、病気で倒れたのではないか、との憶測が広がっていたという。

 

しかもその後も姿を見せなかったことから、「死亡説」まで囁かれていたそうだ。

 

このためベルディムハメドフ大統領は、死亡説を払拭しようと、自らラリーカーに乗り、「地獄の門」と呼ばれるガスクレーターの周りを走行。その様子は国営テレビで放送された。

 

自由度の最も低い国の1つ

 

またその後、大統領は部下と握手を交わしたり、ボーリングをしたりする動画も公開。自らの健康に問題がないことをアピールしたという。

 

 

もっとも大統領が、このような動画を公開するのは初めてではない。

 

今年の始めには、ベルディムハメドフ大統領は孫とともにラップミュージックの動画に登場。内閣の大臣らの前で、ウェイトリフティングする様子も披露している。

 

ベルディムハメドフ大統領は、1990年にソビエト連邦が崩壊し、独立してから、トルクメニスタンでは2代目のリーダーとされている。

 

しかし「Freedom House」によれば、トルクメニスタンは自由度を示す指数では、100ポイント中4ポイントしかなく、国民の自由は制限され、政治に対する権利が最も低い国の1つだという。

 

実際、選挙では議論が行われず、大統領は国内のメディアをしっかりと掌握しているそうだ。このため「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれることもあるとか。(了)

 

 

出典元:MailOnline:Turkmenistan’s president does donuts around a gas crater called the ‘Gates of Hell’ to quash rumors of his death(8/5)

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