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ウクライナ大統領、2月16日を「団結の日」とし、国民に抵抗の意志を示すよう促す

ウクライナ大統領、2月16日を「団結の日」とし、国民に抵抗の意志を示すよう促す
Twitter/Володимир Зеленський

軍事的な緊張が高まっているウクライナで、大統領が国民に向け一致団結するよう呼びかけた。

 

2月16日を「団結の日」とする

 

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は2月14日、国民に向けて演説。2月16日がロシアによる「攻撃の日」になる可能性があるとし、人々に抵抗の意志を示すよう呼びかけた。

 

ゼレンスキー大統領は演説において、数日以内にロシア軍の侵攻が始まるとの情報に言及。その上で国民に対し、2月16日には皆がロシアへの反抗の証として国旗を掲揚し、通りに出て国歌を歌うよう呼びかけたという。

 

そしてその日を「団結の日」であると宣言し、ロシアによる軍事計画が加速していることを発表するとともに、国民には冷静さを訴えたそうだ。

 

また既に国外に避難しているウクライナの国家公務員、政治家、ビジネスリーダーらに対し、このような状況の中で「ウクライナ国民と共にあることは義務である」と述べ、24時間以内にウクライナに戻るよう促したという。

 

西側の報道を信頼していない

 

今週初め、アメリカはNATO諸国に、2月16日(水曜日)が侵攻の可能性が高いとの見解を示し、メディアでも報じられた。

 

しかしウクライナのゼレンスキー大統領に近い関係者は米メディアに対し、大統領が2月16日の警告を信じていないことを示唆したという。

 

またこれまでにもゼレンスキー大統領は、西側からの情報提供を否定し、同盟国がウクライナのパニックを煽っていると非難してきた。

 

米、コンピューターの破壊を命令

 

ただアメリカ政府は、すでにウクライナにいる米国人に退避勧告を出しており、外交官全員を首都のキエフからウクライナ西部の国境に近い都市に移転させると発表している。

 

またロシアが侵攻してきた場合に備え、米大使館内にあるコンピューターを破壊するよう命令を出したという。

 

一方、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、カメラの前でプーチン大統領と会談。その際ラブロフ氏は「(他国との)会談を無期限に続けることはできないが、現段階では継続・拡大することを提案したい」と述べている。

 

またラブロフ外務大臣は、会談の可能性は「まだ尽きていない」と述べ、危機を脱する外交的なルートを見つけることへの期待を高めているようだったという。(了)

 

出典元:METRO:Ukraine’s leader calls for defiance on what West fears is ‘day of the attack’(2/14)

出典元:CBS:Russian units near Ukraine moved into “attack positions,” U.S. official says(2/14)

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