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中国の探査ローバーが月の裏側でジェル状の物体を発見、いまだに正体は不明

中国の探査ローバーが月の裏側でジェル状の物体を発見、いまだに正体は不明
China Lunar Exploration Project

中国の月面ローバーが月の裏側で、不思議な物体を発見したとして、注目を集めている。

 

輝いているジェル状の物体

 

中国は今年1月に月の裏側へ無人探査機「嫦娥4号」を送り込み、搭載された月面ローバー「玉兎2号」がこれまで調査を続けてきた。

 

そして7月28日、「玉兎2号」が月の表面で、輝いているジェル状の物体を発見。近赤外分光計などを使い分析を行ったという。

 

ただしまだその物体がどのようなものなのか、またはどこから来たのかも分かっていない。※下の写真でもその形状や色ははっきりしない。

 

China Lunar Exploration Project

形や色をもっている

 

そもそもこれを発見したのは、強烈な太陽の熱から機器を守るため「玉兎2号」を休止モードにさせる前に、地球へ送られてきたパノラマ画像を見たのがきっかけだったという。

 

その写真に不思議なものを見つけた北京航天飛行制御センターの「玉兎2号」チームの1人、Yu Tianyi氏が休止モードを中止し、「玉兎2号」をクレーターへと移動させ、その結果この物体を発見した。

 

ローバーチームはこの物体はクレーターの中央で発見され、不思議な光沢を伴いジェル状になっており、形や珍しい色を持ち、明らかに周りの土壌とは異なっていたと語っている。

 

China Lunar Exploration Project

衝突の際に作られたガラスか?

 

数人の科学者らは、このジェル状の物体が衝突でクレーターを形作る際にできたガラスの可能性があると示唆している。

 

実際、地表への衝突の際に発する熱によってガラスが作られるとされ、すでに「玉兎2号」もそのガラスを発見しているという。

 

またイギリス・オープン大学の惑星科学者、マヘシュ・アナンド氏も限られた情報しかないとしながらも「隕石の衝突により生じた微細な火山ガラス」の可能性を指摘。さらにこの物体が月の氷と相互作用の結果できたと判明すれば、「月に水がある」ことを補強することになると述べている。

 

もっとも月面で珍しいものが発見されたのは、これが初めてではない。1972年にはアポロ17号の宇宙飛行士で地質学者の Harrison Schmitt氏が、月面にオレンジ色の土壌を発見。

 

NASA

 

その後、このオレンジ色の土壌は36.4億年前に起きた火山噴火によって作られたものだと、結論付けられたという。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:SCIENTISTS FIND UNEXPLAINED ‘GEL-LIKE SUBSTANCE’ ON FAR SIDE OF THE MOON(9/2)

出典元:Science alert:China’s Lunar Rover Finds a ‘Gel-Like’ Substance on The Far Side of The Moon(9/2)

出典元:SPACE.COM:China’s Lunar Rover Has Found Something Weird on the Far Side of the Moon(8/31)

出典元:Newsweek:WEIRD ‘GEL-LIKE’ SUBSTANCE FOUND ON MOON BY CHINA’S LUNAR ROVER YUTU-2(9/2)

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