ウクライナ軍がロシア領内の武器庫へドローン攻撃、巨大な火の玉が浮かぶ【動画】
ウクライナ軍がロシア領内に大規模なドローン攻撃を仕掛け、兵器庫が大爆発する様子が撮影された。
モスクワの西部にある兵器庫
この攻撃が行われたのは、9月17日夜から18日にかけて。親ロシア派の軍事ブロガーらは、ウクライナ軍がモスクワの西約330マイル(約530km)に位置する町、Toropetsにあるミサイルや弾薬、爆発物を保管する兵器庫を攻撃したと明らかにした。
ロシア国防省は、ウクライナの無人機54機が、一夜にしてロシア西部5地域を標的にしたが、全て迎撃したと発表。しかしToropetsがあるトベリ州の知事は、この攻撃を認め、消防士らが消火活動を行い、一部の住民が避難していると述べた。
SNSにも、兵器庫と思われる複数の場所で大爆発が起き、巨大な火の玉が上空に浮かび上がる映像が投稿されている。それがこちら。
Ukraine destroyed one of Russia’s largest weapons depots.
A drone swarm struck the depot in Toropets in the Tver region, 480 km from the frontlines.
The explosion destroyed hundreds of S-300, S-400, Iskander & North Korean ballistic missiles, causing a 2.8 magnitude earthquake pic.twitter.com/Ht6Y7put4C
— Visegrád 24 (@visegrad24) September 18, 2024
The ammunition warehouse in Toropets, Tver region, in Russia has been turned into volcanic region. It is still exploding. Absolutely spectacular view and possibly the biggest single event of that kind in this war.
Source: Telegram / Sternenko pic.twitter.com/9tdkYDgmp3
— (((Tendar))) (@Tendar) September 18, 2024
観測所も小規模な地震を検知
ウクライナのメディア「Pravda」は、この作戦がウクライナ治安機関とウクライナ国防情報局、及び特殊作戦部隊によって実施されたと報じている。
またウクライナ治安当局によれば、この兵器庫にはロシアの長距離ミサイルや「KAB」として知られる誘導爆弾が保管されていたという。
この攻撃は、ロシアによる侵攻以来、最大規模の1つとなり、地震観測所も爆発当時、小規模な地震波をとらえたそうだ。
ロシアの戦争ブロガーは、どのようにしてウクライナ軍が、この施設に攻撃できたのかについて疑問を呈し、同時にこの攻撃を許したロシア国防省などを批判している。
今回の攻撃により、ウクライナ軍の長距離無人機能力の強化が浮き彫りされたという。(了)
出典元:The Guardian:Blast from attack on Russian arms depot picked up on earthquake monitors(9/18)