「迷惑配信で実刑」米国人配信者ジョニー・ソマリ、韓国で懲役判決 母国でも性犯罪者登録の可能性

韓国・ソウル西部地裁は4月14日、米国人配信者「ジョニー・ソマリ」ことラムジー・カリド・イスマエル被告(25)に対し、複数の迷惑行為や性的画像を巡る違法行為などの罪で有罪判決を下した。量刑は懲役6か月(労働付き)。報道によれば、判決後も逃亡の恐れがあるとして身柄は拘束されている。
強い反発を招いた慰安婦像への侮辱行為
イスマエル被告は韓国滞在中、過激な配信行為を繰り返していた。中でも問題視されているのが、「平和の少女像」に対してキスやラップダンスをする動画を投稿した行為だ。韓国社会に強い反発を引き起こし、国会でも問題視された。
被告はコンビニで大音量の音楽を流しながら商品を散乱させたり、バスや地下鉄で騒ぎを起こしたり、北朝鮮関連の音声を流すなど、複数の業務妨害行為を行っていた。
さらに、遅刻や不適切な服装での出廷など、裁判でも反省の色が乏しいと指摘されている。
裁判所「収益目的で犯罪行為を繰り返した」
地裁は判決で「被告は不特定多数の市民を対象に、配信収益を目的として犯罪行為を繰り返した」と指摘し、法秩序を軽視する姿勢を問題視した。
また、「深刻な処罰対象となるディープフェイク関連の違法行為」についても有罪と認定した。動画の詳細については触れられていないが、米メディアのCBSは、韓国ではディープフェイクを用いた性的画像の生成・配布が重大犯罪として扱われることに触れている。
刑期後は国外退去、米国では性犯罪者登録の可能性
判決では、労働付きの懲役刑6か月が言い渡されている。日本での刑務作業は更生や職業訓練の意味合いが強いが、韓国の刑法第67条では労働は刑罰の一部とされており、更生のための労働という面もあるが、懲罰や矯正の意味合いが強い。
また、韓国では、ディープフェイクによる性的画像生成・配布は「性暴力犯罪」に分類される。刑期終了後は国外退去となるが、米国で性犯罪者登録が義務付けられる可能性もある。
被告の最後の主張とは
被告は「最後にもう一度だけ刑務所行きを避けたい」として、裁判官にこう訴えたと報じられている。
母国には家族がいます。若い自分に人生を変えるチャンスをください。もっと良く生きるための“二度目のチャンス”が必要です……。裁判の過程では誰も不快にさせるような行為はしておらず、それが私が学んだ証拠です
被告には1週間以内に控訴する機会が与えられている。また、検察側も より長い刑期を求めて控訴する可能性がある。(了)
出典元:CBS「American YouTuber Johnny Somali sentenced to 6 months in South Korean prison over offensive stunts」(4/15)
DEXERTO「Johnny Somali found guilty of all charges as South Korea sentences streamer to prison with labor」(4/15)
KICJ「Improvement of Prison Work -The Legal Status of Prison Work-」(2010/12/1)


























