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カエルの毒を使った古代の治療法「カンボ」により、英の男性が死亡

カエルの毒を使った古代の治療法「カンボ」により、英の男性が死亡
X_Al Jazeera English

カエルの毒を使った治療法を受けた結果、先日、イギリス人の男性が死亡した。

 

「ウェルネス・コーチ」の男性が死亡

 

その治療法とは「カンボ(kambo)」と呼ばれ、ヨーロッパでは科学的な根拠もなしに、不安症から関節炎まで、さまざまな身体的および精神的な疾患に対する万能薬として、宣伝されてきたという。

 

そして今年の4月、体や心の健康を指導する「ウェルネス・コーチ」の男性、クリスティアン・トレンドさん(40)が、「カンボ」の浄化儀式に参加し、毒ガエルの分泌液から作られた薬を服用したという。

 

トレンドさんは「癌サバイバー」だったが、その薬を服用した後、自宅のアパートで倒れ、病院へ搬送された後に、死亡が確認された。

 

「カンボ」はすでに、オーストラリアやブラジル、チリなど複数の国で禁止されているが、イギリスでは認可された薬とはみなされていないものの、合法的に入手できる。

 

どのように儀式が行われるのか?

 

「カンボ」とは、南米の伝統医学にルーツを持つ、古代のシャーマニズム的な治療法とされ、数世紀前にアマゾンの先住民部族によって行われていた儀式だという。

 

「カンボ」という言葉自体は、南米に生息する「ジャイアントモンキーフロッグ(Phyllomedusa bicolor)」からの分泌液を指すと言われている。

 

この分泌液には毒があり、やがて乾燥させた後に、精神的・治療的な儀式で使用されるそうだ。

 

シャーマンはまず、治療を受ける人の皮膚に、熱した棒を使って浅い火傷の箇所を複数作り、そこへ乾燥させた「カンボ」を塗るという。

 

嘔吐に備えて、治療を受ける人の前にはバケツが置かれ、シャーマンは「カンボ」の効果が現れるまで歌を唱えるという。

 

少なくとも6件の死亡例

 

近年、世界中で「カンボ」の使用に関連した死亡例が、少なくとも6件報告されているという。

 

2008年、ブラジルで52歳の男性が、「カンボ」の治療を受けた後に死亡。2018年にはイタリアで、肥満と心室肥大を患っていた男性が、「カンボ」を受けている最中に不整脈で死亡している。

 

2019年、オーストラリア人女性のナターシャ・レヒナーさん(39)が、慢性的な腰痛を治すため、「カンボ」の儀式に参加して死亡。2021年10月には、オーストラリア人男性のジャラッド・アントノヴィッチさんが、儀式に参加した後に死亡が確認された。

 

2024年にも、メキシコ人女優のマルセラ・アルカサル・ロドリゲスさん(33)が、浄化の儀式中、「カンボ」を摂取した後に死亡したという。(了)

 

出典元:Aljazeera:Kambo: What is the frog poison ‘spiritual ritual’ killing detoxers?(5/29)

出典元:METRO:British cancer survivor, 40, dies after ‘trying trendy frog poison drug’(5/24)

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