「マイクロソフト」のデータセンター、1年間も大量の大気汚染物質を放出

アメリカ・ニュージャージー州にある「マイクロソフト」社傘下のデータセンターが、大量の大気汚染物質を放出していたことが明らかにされた。
無許可で発電機を稼働させて罰金
そのデータセンターとは、ニュージャージー州の町、Vinelandにある「DataOne」だ。
今年の8月、「DataOne」は無許可で、62基のガスで動かす発電機を稼働させたとして、100万ドルの罰金を科せられたという。
また非営利のメディア「Floodlight」が入手した公文書により、「DataOne」の発電機が約1年間、健康被害をもたらす大気汚染物質を大量に排出していたことが明らかにされた。
発電機に関するデータを分析
ニュージャージー州環境保護局は9月下旬、「DataOne」が問題のある発電機を所有していることを認めたが、発電機の稼働期間や、放出された大気汚染物質の量は明らかにしなかった。
そこで「Floodlight」は、公文書開示請求によって入手した発電機に関する技術データを、ラトガース大学の教授と、元EPA(連邦環境保護庁)の大気部門長に送付したという。
その後、ラトガース大学環境科学部のXiaomeng Jin助教授は、「我々の推定では、この発電機が約140トンのNOx(窒素化合物)を排出していた」と明らかにした。
NOx(窒素化合物)は喉や気管、肺に悪影響を与え、呼吸器疾患や心臓病の原因になると言われており、また光化学スモッグや酸性雨の原因にもなると考えられている。
またJin助教授と元EPA大気汚染対策部門長のブルース・バックハイト氏によると、この施設の潜在的なNOx排出量はさらに大きいという。
両氏は、「DataOne」の設備がフル稼働した場合、年間1500トン以上のNOxを排出する可能性があると結論付けた。
この排出量は、ニュージャージー州で最大のNOx排出源となっている、ガス火力発電所で許容されている量の2倍にあたるという。
また発電機の騒音も酷く、長年Vinelandに住むティファニー・レオーネ=ヴェスパさんは、データセンターから約1.6kmも離れた場所に住んでいても、発電機の騒音がまるで家の裏で飛行機が飛んでいるようだと語っている。(了)
出典元:The Guardian:US datacenter discharged large amounts of pollution for almost a year with no permits(10/1)

























