エリザベス女王が退位を考えている?複数の英メディアが伝える
イギリスのエリザベス女王が数年先には公務から退き、息子のチャールズ皇太子が代わりの役目を果たすのではないか、との噂が英メディアで伝えられている。
95歳の誕生日を迎えたら身を引く?
ある情報筋が英紙「EXPRESS」に語った内容によると、93歳になるエリザベス女王は、95歳の誕生日を迎えた時に公務から身を引くことを、真剣に考えているという。
95歳という年齢は、夫であるフィリップ殿下が王室の公務から完全に引退した年齢になるそうだ。
以前王室に勤めた上級メンバーのRobert Jobson氏は、取材に対し次のように語っている。
「女王陛下は彼女の年齢を心に留めており、いつその時(身を引く時)が来るのかをあらかじめ決めたいと考え、王位の継承をスムース(シームレス)にしたいと望んでいる。(略)もし彼女が95歳まで生きていれば、真剣にチャールズ皇太子(71)に地位を渡すことを考えると信じています」
The Queen: "I feel enormously proud of what the Commonwealth has achieved, and all of it within my lifetime" pic.twitter.com/RP6zbzzT7N
— The Royal Family (@RoyalFamily) November 27, 2015
放棄しない限り退位できず
また英紙「THE Sun」も、宮殿内ではエリザベス女王が95歳になった時には、退かれるのではないかとの会話が囁かれていると報じている。
やはりその記事でも、英王室の関係者が「チャールズ皇太子を王位につけるという計画は、かねてからずっと進められており、(王位の)移行についてはすでに明らかに進行中です」と語ったそうだ。
The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall visit Cashmere High School.
The school community was greatly affected by the March 2019 mosque attacks, with seven people associated with the school killed, including two current students. #RoyalVisitNZ pic.twitter.com/GH9p2mQpdo
— The Royal Family (@RoyalFamily) November 22, 2019
エリザベス女王は世界で最も長く王位についており、王室の継承規則によれば、王位を放棄しない限りは、公式に引退することはできないとなっている。
しかしもし女王の健康が懸念される場合には、すべての王室の仕事を中断させることもできるという。
そしてこの場合、次に王位を継承するチャールズ皇太子が摂政としての役割を担うことになるそうだ。
実際、ここ数年チャールズ皇太子は、女王のために仕事をこなしており、逆にエリザベス女王は公務を徐々に減らしているとも言われている。
女王自身は絶対に退位しないと過去に発言しているが、公務の影響で体調を崩されないことを願いたい。(了)
出典元:EXPRESS:Queen on the brink: Her Majesty’s retirement plan that could see King Charles in two years(11/29)
出典元:NYPost:Queen Elizabeth may soon retire to hand ‘reigns’ to Prince Charles(11/27)