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9人乗りの大型電気飛行機のテストフライト、世界で初めて成功

9人乗りの大型電気飛行機のテストフライト、世界で初めて成功
YouTube/magniX Powering Flight

アメリカにおいて、大型の電気飛行機がテストフライトを成功させたとして、注目を集めている。

 

電気飛行機としては最大

 

その飛行機とは、「Cessna Grand Caravan 208B」に電気エンジンを搭載した「eCaravan」。これは電気によって飛行する機体としては、これまでで最も大きなものとされている。

 

この機体をデザインしたのは、エンジンメーカーの「magniX」。彼らはフライトテストや開発、認証を行う独立系のリーディングカンパニー「AeroTEC」とパートナーを組み、この電気飛行機を開発したという。

 

この「eCaravan」は9人乗りで、出力は750馬力。5月28日にワシントン州グラント郡国際空港内にある、AeroTECフライト・テストセンターにおいて試験飛行を行い、成功させた。ただし今回のテスト飛行では、パイロットしか搭乗していない。

 

すでに別の電気飛行機を開発

 

実は「magniX」では昨年の12月に、世界で初めて電気で飛ぶ商業用飛行機(水上機)をすでに開発しているという。

 

そして今回のテスト飛行は、電気による推進システム「magni500」の認証手続きに入ることなど、もう1つの重要なステップに寄与したそうだ。

 

「magniX」のCEOであるRoei Ganzarski氏は、次のように語っている。

 

「このeCaravanの最初の飛行は、より小さな空港間を移動し、二酸化炭素の排出をゼロにし、わずかなコストによる中距離飛行機を運用する道のりにおける、もう1つのステップなのです。これらの電気による商業用飛行機は、以前では利用できなかった方法での、人や物の飛行サービスを提供することを可能にさせるのです」

 

「magniX」は来年、完全に電化された飛行機での商業用フライト・サービスを開始させる予定だという。

(了)

 

 

出典元:Good News Network:World’s Largest All-Electric Airplane Takes Historic First Flight Towards Cleaner Aviation Industry(5/28)

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