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22年前、南米の山で遭難した登山家の遺体を発見、氷点下の環境で保存されていた

22年前、南米の山で遭難した登山家の遺体を発見、氷点下の環境で保存されていた
X_AP Noticias

22年前に南米の山で雪崩に巻き込まれた、アメリカ人登山家の遺体が発見された。

 

キャンプ地の近くで遺体を発見

 

その登山家とは、William Stampflさん(当時58歳)だ。

 

彼は22年前、南米のペルーにあるアンデス山脈の最高峰の1つ、標高6768mのワスカラン山に登ろうとしていたという。

 

しかし途中、雪崩に巻き込まれ、長い間行方が分かっていなかったそうだ。

 

そして今年の7月5日、警察は海抜5200mのキャンプ地の近くで、Stampflさんの遺体を発見した。

 

遺体が氷点下の中で保存されていた

 

地元の警察によると、Stampflさんの遺体は氷と、氷点下の気温の中で保存されており、登山靴やアイゼン、衣類の保存状態も良かったという。

 

また、Stampflさんが運転免許証とパスポートを所持していたため、遺体の身元確認は容易だったそうだ。

 

Stampflさんは、オーストリア生まれで、土木技師の仕事についており、2002年に友人のマシュー・リチャードソンさんと、スティーブ・アースキンさんと共に、ワスカラン山の登山に挑戦したという。

 

アースキンさんの遺体は雪崩の直後に発見されたが、リチャードソンさんの遺体は、現在も依然行方不明となっている。

 

Stampflさんの遺体は週末にガイドと警察官によって山から運び出され、ワラス市の遺体安置所に安置されたという。

 

地球温暖化により世界中の氷河が溶けて後退しており、南米のこの山でも、ハイカーや登山者の遺体が解けた氷や雪から現れ、遺体の数が著しく増加しているそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:US mountaineer buried by avalanche 22 years ago found preserved in ice, police say(7/9)

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