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イスラエル軍、停戦中にも関わらずレバノン南部を攻撃、24人が負傷

イスラエル軍、停戦中にも関わらずレバノン南部を攻撃、24人が負傷
X_Quds News Network

イスラエル軍は、停戦中にも関わらずレバノン南部から撤退せず、攻撃を行い、数多くの人々が負傷した。

 

「停戦協定の明白な違反」

 

レバノン保健省によれば、イスラエル軍は1月27日、停戦中にも関わらず、レバノン南部で攻撃を行い、24人が負傷したという。

 

最初の攻撃は、レバノン南部の町、Nabatiehで行われ、20人が負傷。さらに隣町のZawtarもイスラエル軍の攻撃を受け、4人が負傷したそうだ。

 

国営通信の報道では、Nabatiehにおいて、イスラエル軍のドローンが野菜を積んだ小型トラックを誘導ミサイルで攻撃し、2回目の攻撃は、そこから約2km離れた、2つの町を結ぶ道路で行われたという。

 

イスラエル軍もこの攻撃を認めており、報道官はレバノン南部で武器を​​輸送する「ヒズボラ」の車両を標的にしたものだと述べている。

 

レバノンの首相官邸は声明で、この攻撃を「レバノンの主権に対する新たな侵害であり、停戦協定の明白な違反だ」と非難した。

 

ヨルダン川西岸地区でも1人が死亡

 

一方、イスラエル軍はヨルダン川西岸地区でも攻撃を続けており、北西部の町、トゥルカレムでは1人の男性が射殺された。

 

パレスチナ保健省によると、殺害されたのは23歳の男性、Ayman Fadi Qasim Najiさんだという。

 

彼はその後、トゥルカレム政府病院に移送されたが死亡が確認された。またパレスチナ赤新月社は、この攻撃で数人が負傷したと報告している。

 

米上院、ICC制裁法案を否決

 

アメリカの上院議会では、国際刑事裁判所(ICC)に制裁を課す法案を可決するのに、必要な票数を確保できなかったという。

 

この法案は、ガザ地区での戦争犯罪容疑でベンヤミン・ネタニヤフ首相を含むイスラエル政府関係者に逮捕状を発行したことで、国際刑事裁判所の関係者に制裁を科す内容だった。

 

この法案は下院を通過したが、上院では55票しか賛成票を得られず、可決に必要な60票に5票届かなかったそうだ。

 

またドイツのオラフ・ショルツ首相は、トランプ大統領の「ガザ地区からパレスチナ人を一掃し、追放する」との発言に対して非難。

 

「最近の公の発言を踏まえると、ガザ地区の住民をエジプトやヨルダンに追放するといういかなる移転計画も受け入れられないと、私は非常に明確に申し上げます」と述べた。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israeli ban on UNRWA ‘jeopardising peace’ in Gaza, agency chief says(1/28)

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