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カナダで、散歩中の男性が泥にはまって動けなくなり、2匹の犬が見守り続けた。

2匹の犬と散歩中に泥にはまる

アルバータ州南部の町、テーバー（Taber）に住んでいる男性（61）は先日、飼っている秋田犬の「ヒーロー」ともう一匹の「トラ」と共に、付近を散歩中、泥の溝にはまって動けなくなったという。

その場所は製糖所の付近で、辺りには草が高く生い茂り、道路からもよく見えない場所だったそうだ。

テーバー警察は3月28日、カーティス・ダールという男性から、その場所で自分の犬と一緒にいた時、大型犬に襲われたとの通報を受け、現場に急行。すると、盛り上がった土の上に「ヒーロー」が横たわっているのが見えたという。

犬がそばを離れず、暖めてくれた

そして警察が、口笛を吹いて「ヒーロー」の気を引こうとした時、溝の中から「助けて！私はここにいる」と男性の声が聞こえたそうだ。

警察は男性に「ヒーロー」をコントロール下に置くよう求め、声のする場所に行くと、仰向けに横たわっている人物を発見。その後、男性は救出され、近くの病院へ搬送された。

警察によれば、救出された男性は2 日間も動けない状態に置かれたが、気温が低下する中でも「ヒーロー」がそばを離れず、暖めてくれ、またコヨーテと戦った可能性もあると話していたという。

愛犬と共に「ヒーロー」に襲われたカーティス・ダールさんは、その話を聞き、「（ヒーローは）私の犬を脅威だと思ったのだと思います。でもよく考えてみると、なぜあの犬があんなことをしたのかが分かりました」と語っている。（了）

出典元：CBC：Hero the dog lives up to his name and leads rescuers to owner who spent 2 days in a ditch(3/31)