Switch news

知っておきたい世界のニュース

イスラエルが停戦を破棄し、ガザ地区へ大規模な空爆、404人のパレスチナ人を殺害

イスラエルが停戦を破棄し、ガザ地区へ大規模な空爆、404人のパレスチナ人を殺害
X_Quds News Network

イスラエル軍は3月18日未明、停戦協定を破り、ガザ地区で大規模な空爆を行い、数多くのパレスチナ人が殺された。

 

高齢者や女性、子供が多数死亡

 

1月19日に停戦が発効され、ガザ地区では多くのパレスチナ人らが自宅に戻っていたが、イスラエル軍は3月18日未明、ガザ地区北部のガザ市や南部のハンユニスなど、各地に大規模な空爆を行った、

 

空爆は現地時間の午前2時30分頃から始まり、多くのパレスチナ人は眠っていて、爆撃の音で目覚めたという。

 

 

イスラエル軍は、人口が密集している都市部や、多くの人々が避難している仮設の学校、住宅、テントが並ぶエリアを攻撃した。

 

ガザ地区の保健当局によれば、一連の攻撃でこれまでに404人のパレスチナ人が死亡、562人が負傷し、犠牲者の中には数多くの高齢者や女性、子供が含まれていたという。

 

しかもまだ瓦礫の下に多くの犠牲者が閉じ込められており、今後も死者数が増加するとみられている。

 

また数週間前からイスラエル軍がガザ地区への人道支援物資の搬入を阻止しているため、医療物資も不足。病院に運び込まれる負傷者も、治療を受けられず、死亡しているという。

 

地上部隊の再侵攻も示唆

 

イスラエル側は、ガザ地区の複数の地域の住民に対し、「近隣地域が危険な戦闘地域」になるとして「直ちに避難」するよう命じた。

 

これにより再び多くのパレスチナ人たちが、家財道具などを抱え、路上を歩き、避難する様子も確認されている。

 

またイスラエル軍は、これらの攻撃を必要な限り継続し、空爆を超えて拡大し、地上部隊が再びガザ地区に侵攻すると示唆したという。

 

イエメンの「フーシ派」がミサイル攻撃

 

イエメンの「フーシ派」は、ガザ地区への空爆の報復として、イスラエルに向けてミサイルを発射。イスラエル南部のネゲブ地方の複数の町では、空襲警報が発せられたという。

 

その後、イスラエル側は、空軍がイエメンから発射されたミサイル1発を、国内に入る前に迎撃したと発表した。

 

一方、「フーシ派」は、イスラエルのネバティム空軍基地に、極超音速弾道ミサイル2発を発射したと主張。「フーシ派」の報道官は「目的を首尾よく達成した」とし、「ガザ地区への空爆が止まるまで、今後数時間から数日の間、さらに攻撃範囲を拡大するだろう」と述べたという。

 

イスラエルのネタニヤフ首相は3月18日、今回のガザ地区への大規模な空爆は、「始まりに過ぎない」と発言している。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel says attacks on Gaza that killed hundreds ‘only the beginning’(3/18)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top