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イスラエルがレバノンと10日間の停戦に合意、南部からの軍の撤退を拒否

イスラエルがレバノンと10日間の停戦に合意、南部からの軍の撤退を拒否
X_Al Jazeera Breaking News

アメリカのトランプ大統領は4月16日、イスラエルとレバノンとの間で停戦が合意されたと発表した。

 

ネタニヤフ首相「撤退はしない」

 

トランプ大統領は16日、イスラエルとレバノンの首脳と会談し、アメリカ東部標準時午後5時(現地時間17日の午前0時)から正式に10日間の停戦を開始することで合意したと発表した。

 

4月14日、イスラエルとレバノンの代表が34年ぶりに、ワシントンD.C.で会談したが、その後トランプ氏は閣僚らに対し、両国と協力して永続的な平和を実現するよう指示したという。

 

イスラエルのネタニヤフ首相も、和平合意を前進させるため、レバノンとの10日間の停戦に合意したことを正式に確認した。

 

ネタニヤフ首相は、「ヒズボラ」の解体が主要な要求事項であると改めて強調。さらに「侵略の危険性」とイスラエルへの攻撃を防ぐため、イスラエル軍が占領しているレバノン南部から「撤退するつもりはない」と述べた。

 

これに対し「ヒズボラ」の幹部は、いかなる停戦もイスラエル軍のレバノン国内での無制限な移動を認めてはならないとし、イスラエル軍がレバノン領内に留まる限り、抵抗する権利を保持すると主張した。

 

停戦発効前、レバノン南部を空爆

 

しかしイスラエル軍は停戦発効の数時間前から、レバノン南部への攻撃を続け、数十人を殺害した。

 

レバノン保健省は16日、停戦の発効を数時間後に控え、イスラエル軍がレバノン南部の町、Ghaziehへ空爆を行い、少なくとも7人が死亡、33人が負傷したと発表した。

 

またレバノン南部のSidon地区にある町、Adlounでもイスラエル軍の空爆により、3人が死亡、21人が負傷。さらにイスラエル軍は、複数の町や村、パレスチナ人の難民キャンプも攻撃した。

 

そして停戦の約1時間前、イスラエル軍は、「ヒズボラ」がイスラエル北部に向けてロケット弾を発射したとし、着弾したことを認めた。またこの攻撃に対し、「ヒズボラ」のロケット弾発射装置を狙って攻撃したと明らかにした。

 

イランとの合意も近づきつつある

 

一方、トランプ氏はイランとの交渉についても、合意に近づきつつあるとの見方を示し、イラン側が濃縮ウランの引き渡しを含め、「ほぼすべてに同意した」と主張した。

 

またアメリカとイランの次回の会談は週末に行われる可能性があり、合意が成立してパキスタンの首都、イスラマバードで署名されれば、トランプ大統領自身がパキスタンを訪問する可能性があると述べたという。

 

ただしイランとの合意が成立しなければ、戦闘が再開されるとも語ったそうだ。

 

米下院でも戦争権限を制限する決議が否決

 

アメリカの連邦議会下院では4月16日、トランプ大統領の戦争権限を制限する決議案の採決が行われ、僅差で否決された。

 

採決では共和党から1人が賛成に回り、複数が棄権したため、賛成213票、反対214票で、票差はわずか1票だったという。

 

4月15日には上院でも同様の採決が行われたが、52対47票で否決されている。

 

4月16日の採決後、民主党側は共和党がトランプ大統領に無制限の戦争権限を与えたと非難した。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Netanyahu confirms Israel has agreed to 10-day ceasefire with Lebanon(4/16)

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