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ガザ地区を支援する活動家らが、エジプト当局や市民から妨害行為を受ける

ガザ地区を支援する活動家らが、エジプト当局や市民から妨害行為を受ける
X_Quds News Network

ガザ地区南部のラファの国境検問所を目指していた活動家の一団が、エジプト当局から妨害行為にあったと言われている。

 

治安部隊のバスに乗せられる

 

ガザ地区を支援する活動「グローバル・マーチ・トゥ・ガザ(Global March to Gaza)」に参加している活動家たちは先日、ラファの国境検問所に向かう途中で、エジプトの警察や市民らに襲撃されたという。

 

実際、SNSにも「グローバル・マーチ・トゥ・ガザ」の活動家らが、地元の市民と思われる人々から、水を浴びせられ、ペットボトルのようなものを投げつけられる様子が投稿されている。

 

 

またこの活動の主催者の1人であるメラニー・シュバイツァー氏も先日、ビデオメッセージで、ラファ国境へ向かう途中、活動家たちが警察に襲撃され、パスポートを没収されて、エジプト治安部隊のバスに強制的に乗せられたと報告。

 

また彼女は、女性が殴打されているのを目撃したとし、「私たちは今、暴力的にバスに引きずり込まれました。彼らは人々を押しのけ、外に引きずり出し、暴行を加えました。これは緊急事態です。助けが必要です」と訴えた。

 

活動家らのパスポートを没収

 

「グローバル・マーチ・トゥ・ガザ」は、民間主導の行進で、ラファに到着後は、キャンプを設置し、イスラエルによるガザ封鎖の打破、ガザ地区への人道支援の提供、そしてガザ地区におけるイスラエル軍の行動への抗議活動に取り組むことが目標とされている。

 

しかしエジプトは、イスラエルの封鎖を公に非難し、戦争終結を訴えながらも、親パレスチナ活動家への弾圧を強化しており、すでに数多くの活動家らが尋問・拘束され、国外追放されてきた。

 

また主催者によると、エジプト当局は「通行料徴収所を改築した検問所」と呼ばれる場所で40人の活動家のパスポートを没収し、治安部隊が拘束し、暴力を振るったという。

 

 

一方、バスや自家用車に支援物資を積み、6月9日にチュニジアのチュニスを出発し、ガザ地区を目指していた活動家の一団らも、エジプト国境から約910キロ離れたリビアのシルト(Sirte)市で足止めされているそうだ。(了)

 

出典元:Newsweek:‘March to Gaza’ Group Allegedly Assaulted After Being Detained in Egypt(6/14)

出典元:MailOnline:Shocking moment Gaza aid activists are dragged away by masked men as Egypt deports volunteers attempting to cross border(6/16)

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