南極の深海に存在しないはずのサメを撮影、意外な発見に研究者も驚く【動画】

昨年、南極の深海でサメが目撃され、その映像が最近公開された。
昨年の1月に撮影、今年動画を公開
世界の深海生物を調査しているオーストラリアの「ミンデルー・UWA深海研究センター」は、南極半島近くのサウス・シェトランド諸島沖にカメラを設置し、観測を続けていたという。
そして昨年の1月、そのカメラに「スリーパーシャーク(オンデンザメ)」の姿が映り込んだそうだ。
「ミンデルー・UWA深海研究センター」は2月18日、AP通信に対し、これらの映像を公開する許可を与えた。その動画がこちら。
A marine researcher says he has video evidence of the first recorded shark in the Antarctic Ocean.
The sleeper shark was captured at a depth of over 1,600 feet in near-freezing waters.
Read more: https://t.co/k21fErUMYb pic.twitter.com/bDfiXCHxf3
— ABC News (@ABC) February 18, 2026
南極の海にはサメはいない
実は多くの専門家は、南極の極寒の海にサメは存在しないと考えていたという。そのため今回の映像は、多くの研究者を驚かせたそうだ。
西オーストラリア大学に拠点を置き、同研究センターの創設所長でもあるアラン・ジェイミソン氏も、次のように述べている。
「南極にはサメがいないというのが一般的な経験則なので、サメを見るつもりでカメラを下ろしたわけではありません。しかも、小さなサメではありません。とてつもなく大きなサメです。まるで戦車のようです」
このサメの推定体長は3~4m。当時は水深490mの地点におり、水温は1.27℃だったという。
このセンターとは関係のない、チャールズ・ダーウィン大学の保全生物学者、ピーター・カイン氏も、これほど南でサメが記録されたことは、かつてなかったと述べている。
ただカイン氏は、気候変動と海洋温暖化によってサメが南半球の冷たい海域に追いやられている可能性はあるものの、南極大陸が遠隔地であるため、生息域の変化に関するデータが限られていると指摘。
その上でカイン氏は、スリーパーシャークが、誰にも気づかれずに長い間、南極の深海にいた可能性があるとも述べている。(了)
出典元:ABC News:Surprise shark caught on camera for first time in Antarctica’s near-freezing deep(2/18)


























