元CIAの長官、トランプ大統領が不適格だとして罷免を要求

アメリカでトランプ大統領の罷免を求める声が高まる中、元中央情報局(CIA)の長官も、自らの意見を述べた。
「明らかに正気を失っている」
バラク・オバマ政権時代にCIAの長官を務めたジョン・ブレナン氏は4月11日、「MS Now」のインタビューに応じ、トランプ大統領がイランに対し、脅迫し続けていることを非難。
また多くの人々の命を脅かす危険性は、大統領の罷免に値するとし、次のように述べた。
「この人物は、明らかに正気を失っている。修正第25条はドナルド・トランプを念頭に置いて書かれたと思う」
修正25条は1967年にアメリカの憲法に盛り込まれた条項で、大統領が「職務を遂行できない(不適格)」場合、副大統領と閣僚の過半数が大統領を罷免することを認めている。
核兵器の配備を示唆
4月7日、トランプ大統領はイランに対し、合意に応じなければ「1つの文明全体が今夜、滅びる」と警告したが、ブレナン氏は、この脅迫が核兵器の配備を示唆するものだと指摘。
その上で彼は、トランプ氏がアメリカの核兵器を含む、膨大な軍事力を自由に使える立場にあり、最高司令官の座に留まるには、あまりにもリスクが大きいと指摘した。
トランプ大統領が、攻撃的で罵詈雑言に満ちた脅迫を強めるにつれ、民主党議員の間では憲法修正第25条の発動を求める声が高まっている。
NBCニュースの最新の集計によると、70人以上の民主党議員がこの修正条項の適用を求めているという。
副大統領のJ・D・バンス氏をはじめとする閣僚全員が、トランプ大統領に忠誠心を示し続けていることを考えると、実際に「罷免」が行われる可能性はほぼゼロに近い。
ただし、米・イラン和平交渉の決裂、新たな敵対行為の可能性を考えると、トランプ大統領の過激化する発言や脅迫に対する懸念は、今後も続くと考えられている。
トランプ氏は、敵対的な人物に報復し、司法省に捜査を命じるなどしているが、ブレナン氏も昨年の7月に捜査対象になり、現在も捜査が継続中だという。(了)
出典元:The Guardian:Ex-CIA director calls for ousting Trump: ‘25th amendment was written with him in mind’(4/12)


























