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イスラエル軍の高速艇が、ガザ地区へ向かうグローバル・スムード船団を阻止

イスラエル軍の高速艇が、ガザ地区へ向かうグローバル・スムード船団を阻止
X_Al Jazeera Breaking News

イスラエル軍は、ガザ地区へ物資を届けに向かっていた船団に乗り込み、航行を阻止した。

 

国際水域で非武装の民間船舶へ攻撃

 

グローバル・スムード船団の報道官によれば、4月29日、船団がクレタ島の西、イスラエルから1000キロ以上も離れたギリシャ領海で、イスラエル軍の高速艇に接近されたという。

 

グローバル・スムード船団の乗組員らは、通信が妨害され、SOSを発信。イスラエル軍は、レーザーと半自動小銃を向け、乗組員らに船首に集まって四つん這いになるよう命じたそうだ。

 

やがてイスラエル兵は船に乗り込み、乗組員らに銃を突きつけ始めたという。

 

グローバル・スムード船団の報道官であるGur Tsabar氏は、アルジャジーラに対し、「これは国際水域(公海)における、非武装の民間船舶に対する明白な攻撃だ」と非難。さらに次のように訴えた。

 

「これは国際法上の違法行為だ。イスラエルはこの海域に管轄権を持たない。これらの船舶への乗り込みは不法拘束、ひいては公海上での誘拐に相当する。すべての政府が、今すぐ行動を起こすことが不可欠だ。すべての政府は、乗船している400人以上の民間人を保護し、国際法を遵守する義務を負っている。この状況で沈黙することは、完全な共犯行為に等しい」

 

イスラエル軍のラジオも、ガザ地区へ向かう支援船の制圧を開始したと発表し、イスラエルのメディアによれば、すでに58隻のうち7隻を押収したという。

 

レバノンに20回の攻撃

 

またイスラエル軍は、停戦中であるにも関わらず、29日の夜間にも、レバノンに対し20回の攻撃を実施したと明らかにした。

 

イスラエル軍は、攻撃対象が「ヒズボラ」の司令部と軍事施設だとしているが、これまでも女性や子供を含む数多くの民間人が殺害されてきた。

 

アメリカのトランプ大統領は29日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談し、レバノンでは「外科的な軍事行動(surgical military action)」にのみ留めるべきで、戦争の全面再開を避けるよう伝えたという。

 

トランプ氏、イランの和平案を拒否

 

そのトランプ大統領は、イランが新しく提案した和平案を拒否した。イラン側はまずホルムズ海峡の問題を優先し、アメリカがイランの海上封鎖を解けば、ホルムズ海峡を開放すると提案していた。

 

米・メディア「アクシオス」によると、トランプ大統領はイランの和平案を拒否し、イランが核合意に同意するまで、アメリカ軍によるイラン港湾封鎖を継続する意向を示し、次のように語ったという。

 

「封鎖は爆撃よりも効果的だ。彼ら(イラン)は窒息寸前で、これからもっと苦しくなるだろう。核兵器を持つことは許されない」

 

一方、イランのMohsen Paknejad石油相は、イランの燃料供給と流通は安定していると述べ、アメリカの海上封鎖は効果がないと指摘した。

 

アメリカ軍による海上封鎖は4月13日から開始されたが、やがてイランが原油貯蔵能力の限界に達し、生産の削減を余儀なくされるのではないかという懸念を引き起こしている。

 

ヘグセス国防長官の辞任を要求

 

アメリカの議会下院では公聴会が開かれ、クウェート駐留のアメリカ兵6人がイランのドローン攻撃で死亡した事件を巡り、ヘグセス国防長官の辞任が要求された。

 

民主党のパット・ライアン下院議員は、ヘグセス国防長官に対し、アメリカ兵の駐留していた場所が、イランの標的リストの上位に位置し、空爆から防衛不可能であるとの情報が示されていたかどうか、問い詰めたという。

 

その上でライアン下院議員は「それにもかかわらず、あなたは第103補給司令部から兵士を派遣した。これは事実か、それとも虚偽か?」と問い質した。

 

ヘグセス国防長官は、それには明確に答えることができず、ライアン下院議員は、ヘグセス氏が事件の重大性を軽視していると非難し、辞任すべきだと主張した。(了)

 

出典元:Aljazeera:Iran war live: Trump threatens Iran to ‘get smart soon’ amid stalled talks(4/29)

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