トランプ氏、イランとの合意を発表せず、イスラエル軍はレバノン南部を北上

アメリカのトランプ大統領は、閣僚らと会議を行ったが、未だにイランとの和平合意の決定について発表していない。
2時間の会合後も、発表せず
トランプ大統領は5月30日、イランとの和平合意に関する「最終決定」を下すため、ホワイトハウスのシチュエーションルームで、約2時間にわたり閣僚らと会議を開いた。
しかし会合後も、トランプ氏はどのような内容が話し合われ、「最終決定」されたのかを明らかにしていない。なぜ、明らかにしないのかも、謎のままだ。
一方、イラン外務省は30日、アメリカとの交渉は継続中であり、覚書(合意文書)は「まだ最終決定されていない」と主張。イラン外務省のエスマイル・バカイ報道官は、次のように述べた。
「アメリカが『海上封鎖』と呼ぶ行為は、当初から違法行為であり、停戦協定違反であると同時に、国際的な航行の自由を阻害する行為だ。アメリカがその約束を実際に実行するのか、それとも単なるプロパガンダなのか、その実態を見極める必要がある」
またバカイ報道官は、アメリカとはメッセージのやり取りを行っているものの、協議では戦争終結に焦点を当てており、核問題は議論されていないと明言した。
イスラエル軍がレバノン南部を進軍
一方、イスラエル軍はレバノン南部を侵攻し、さらにリタニ川を越えて、北へ進軍しているという。イスラエルのネタニヤフ首相は、公開したビデオの中で、次のように述べた。
「我々の部隊はリタニ川を渡り、支配地域に進軍した。ベイルート、ベッカー高原、そして戦線全域で作戦を展開し、ヒズボラと正面から戦っている」
「ヒズボラ」もレバノン南部でイスラエル兵への攻撃を続け、イスラエル北部にもドローン攻撃などを行っている。
ただイスラエル軍の空爆では、一般市民も多く巻き込まれており、死者が出ている。
イスラエル軍は5月30日、レバノン南部の町、Nabatiehにあるナビーフ・ベリ政府大学病院付近に空爆を行い、少なくとも1人が死亡した。
またレバノン国営通信社(NNA)によると、レバノン南部のJebchit村に対するイスラエル軍のドローン攻撃で、救急隊員1名が死亡、4名が負傷したという。
さらにイスラエル軍は5月29日、レバノン南部のシドン県にあるAdloun市に対しても空爆を行い、シリア人一家9名(うち6名は子供)が死亡した。
レバノン保健省は5月30日、イスラエルによる攻撃で、これまでに少なくとも3371人が死亡したと発表している。(了)
出典元:ABC News:Iran live updates: ‘Suspected’ mine reported in Strait of Hormuz, authorities say(5/31)
出典元:Aljazeera:Iran war live: US ‘disables’ ship with Hellfire missile in Gulf of Oman(5/30)

























