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30年間失われていた巨大メガロドンの標本を再発見 体長や寿命に新たな知見

30年間失われていた巨大メガロドンの標本を再発見 体長や寿命に新たな知見
Gemini生成

米デポール大学などの研究チームは、絶滅した巨大ザメ「メガロドン」の脊椎標本が再発見されたと発表した。標本は約1080万年前のもので、1970年代後半に発見された後、30年以上所在が不明となっていた。

 

今回の再発見により実物を再検証した結果、史上最大級の脊椎であることが改めて確認されたほか、体長や寿命についても新たな知見が得られた。

 

1978年に発見された貴重な標本

 

この化石は元々、1978年にデンマークの粘土採掘場で発見されたもの。同じ個体に由来すると考えられるメガロドンの脊椎骨(背骨)の中には、直径23cmという、これまで見つかったメガロドンの椎骨としては史上最大サイズのものが含まれていた。

 

サメの骨格は軟骨でできているため、通常サメ類の背骨が化石として残る可能性が低いことから、非常に貴重な発見だ。

 

しかし1989年、保管施設の移転中に化石が壊れてしまい、「失われた」と考えられていた。その後は昔撮られた写真だけをもとに、メガロドンの最大値について議論される状態となっていた。

 

30年後に再発見

 

ところが2017年、デンマーク自然史博物館の学芸員で脊椎動物古生物学者のベント・エリク・クラマー・リンドウ氏が、保管庫の箱の中から失われたと思われていた化石の一部を発見。標本が約30年ぶりに姿を現した。

 

その後、研究者たちは長い時間をかけて、箱の中から部分的に保存された脊椎2つ、185個以上の小さな脊椎片、そして脊椎の鋳型を含む複数の岩石片があることを突き止めたのだ。

 

標本が示す巨大メガロドンの真実

 

標本は、デポール大学の古生物学者ケンシュウ・シマダ氏らのチームによって再検証され、最大直径23センチという従来の記録が、実物によって裏付けられた。現存・絶滅種を含めても魚類最大級の脊椎であると評価されている。推定体長は24.3メートルだ。

 

この標本は高緯度に位置する冷涼な地域であり、南ユトランド自然史博物館の研究者らは、「より冷涼な地域で大型個体の記録が多いという既存の知見と矛盾しない」と述べている。

 

また、この個体が死亡時に少なくとも64歳であったと推定。理論上は96歳まで生存し得た可能性も示されている。

 

約30年間失われていた標本の再発見は、古代のサメ・メガロドンの巨大さだけではなく生態を解明する鍵となりそうだ。(了)

 

出典元:Palaeontologia Electronica:Otodus megalodon vertebrae from Denmark

出典元:Depaul University:Researchers rediscover once-lost super-sized Megalodon vertebrae(6/29)

出典元:Science Alert:The Largest Megalodon Vertebra Ever Found Was Excavated in The 1970s. Then It Went Missing(7/6)

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