Switch news

知っておきたい世界のニュース

スペイン沖で船を攻撃してきたシャチ、体に空気銃で撃たれた痕跡

スペイン沖で船を攻撃してきたシャチ、体に空気銃で撃たれた痕跡
X_RTVE

イベリア半島沖で以前から、ヨットなどを襲撃してきたシャチの体に、空気銃で撃たれた痕跡が見つかり、スペイン警察が捜査を開始した。

 

グループ最年長のメスの個体

 

撃たれた痕跡が見つかったのは、ヨットなどを襲撃してきたシャチのグループのリーダー格、最年長となるメスの「トニ(Toñi)」とされている。

 

スペインの環境省は8月14日、「トニ(Toñi)」がジブラルタル海峡を泳いでいるのが確認された際、その背びれに「空気銃による射撃と一致する」痕跡があったと発表した。

 

スペインの環境省が語ったところによれば、ペレット銃の弾丸の一部が背びれに残っており、感染症のリスクがあるという。

 

また、この痕跡はシャチたちがポルトガルの都市、Faro沖から移動した後に確認されたため、環境省はポルトガルの当局とも連絡を取り合っている。

 

少なくとも4隻を沈没させる

 

2020年、イベリア半島のシャチたちによって「舵に体当たりされた」や「ボートが180度回転させられたり、横転させられたりした」といった船乗りたちの報告が相次ぎ、大きな話題となった。

 

それ以来、この群れの一部が多数の船舶を損傷させ、少なくとも4隻を沈没させたとして問題視され、科学者たちはこの不可解な行動の理由を解明しようとしてきたという。

 

ただ科学者たちは長年、シャチが船舶を「攻撃」しているという見方を否定。むしろこの行動は遊びの一種か、あるいは狩りの技術を練習する手段の可能性があると示唆してきた。

 

現在、保護団体の「WeWhale」や「Iberian Orca Guardians(IOG)」が、「トニ(Toñi)」に衰弱の兆候がないか、注視し続けているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Iberian orca known for ramming boats seen with suspected gunshot wounds(8/14)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top