オーストラリア空軍の輸送機がビルの近くを低空飛行、コックピット内の映像も公開
先日、オーストラリア空軍の輸送機が街の上空で飛行訓練を行い、驚くようなテクニックを披露した。
ブリスベン上空で低空飛行
オーストラリア空軍の輸送機「C-17A Globemaster III」は9月23日、クイーンズランド州の州都、ブリスベンの上空で飛行訓練を行ったという。
この訓練は毎年恒例の「Sunsuper Riverfire」というイベントのための予行演習として、実施された。
そして今年も、輸送機はブリスベン川を低空で、建物に接近しながら飛行を続けたそうだ。その様子がこちら。
No, no, no, just no. Royal Australian Air Force jet weaves through the skyscrapers of downtown Brisbane, on purpose. It was a rehearsal for an air show, causing immediate flashbacks to 9/11. pic.twitter.com/oR8NwIW5Yp
— Mike Sington (@MikeSington) September 24, 2021
Australian air force plane C-17 flew through & just above the skyscrapers in Brisbane, as a practice for a air show festival, people freaking out with flashback to 9/11 planes. pic.twitter.com/9q6DhxdAqg
— Purshottam Kumar (@PurshottamNews) September 25, 2021
下の動画は少し長めとなる。
警告を無視しながら飛行を続ける
また今回、オーストラリア空軍はこの時の、輸送機のコックピット内の映像も公開した。
輸送機はビルや家、橋などに接近していたが、その度にコクピットのコンピューターは「前方に障害物!」「地上に接近!」などと警告を発し続けた。
しかしパイロットはそれらの警告を無視しながらも、機体を左右に傾けながら、飛行を続けた。
実はそんなに危険ではなかった?
もっとも地元の住民によれば、輸送機はブリスベン川の上空を飛行しているため、見た目よりは危険を感じなかったという。
確かにコックピットの映像を見ても、建物と機体との距離はかなり離れているように感じられる。
しかし動画を見たアメリカ空軍の「C-17」のパイロットは「正気じゃない」と話しており、アメリカではこのようなパフォーマンスは許可されないだろう、と述べている。(了)
出典元:MailOnline:Cockpit video of Australian military plane flying among Brisbane’s skyscrapers shows how close ace pilots are able to fly to the buildings(9/29)