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オーストラリアで、ザトウクジラがカヤックに接近し、その様子がドローンによって撮影された。

好奇心旺盛なクジラ

その映像が撮影されたのは6月24日、場所はシドニー東部の海岸だという。

当時、男性がカヤックを漕いでいたところ、好奇心旺盛なザトウクジラがゆっくりと近づいてきたという。

しかもその後もクジラは、タマラマビーチからクージー・ビーチまで、カヤックを追いかけてきたそうだ。動画がこちら。

YOU’VE GOT A FRIEND: Drone footage captures the moments a curious humpback whale joined up with a kayaker at Bondi Beach in Sydney, Australia. https://t.co/WWPwoxpOMt pic.twitter.com/cjwu84wux4

— ABC News (@ABC) June 27, 2023

クジラの多さに研究者も驚く

毎年この時期になるとクジラは、南極海から北上してくるが、シドニー沖では今月、すでに何百頭もの海洋哺乳類が目撃されているという。

研究者たちも、今シーズン観察されたザトウクジラの多さに驚いているそうだ。

マッコーリー大学の野生生物科学者でありクジラの専門家であるヴァネッサ・ピロッタ氏は、その原因について、次のように語っている。

「何が原因なのか、100％確かなことは言えません。個体数は回復しています。南極大陸のオキアミの量は未知数ですが、今年は好条件に恵まれる可能性があります。一方、エルニーニョの影響もあるかもしれません」（了）

出典元：SMH：Whale swims with kayaker on a morning paddle in Sydney(6/24)