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アメリカで、野球界のレジェンドであるジャッキー・ロビンソンの像が、盗まれる事件が起きた。

監視カメラに盗まれる様子が映る

その像はカンザス州の町、ウィチタの「マクアダムス・パーク」に飾られていたという。

しかし1月25日の深夜0時頃（現地時間）、何者かがパビリオンに侵入し、銅像を撤去してピックアップトラックに乗せる様子が、監視カメラに捉えられていたそうだ。

犯人は、ジャッキー・ロビンソンの像の足の部分だけを残しており、警察は容疑者を逮捕するために、住民に情報提供を求めている。

It’s been days since the Jackie Robinson statue located in Wichita, Kansas, was cut just above the feet and stolen, and authorities are now offering thousands of dollars in rewards for information or the return of the statue. https://t.co/Uw2je0VD4R pic.twitter.com/6k9Io7UuH3

— KTLA (@KTLA) January 28, 2024

2021年に設置された銅像

ジャッキー・ロビンソンは黒人初のプロ野球選手で、この像はアーティストのジョン・パーソンズによって作られ、2021年に設置されたという。

ロビンソンの背番号にちなんで名付けられた非営利団体「リーグ42」は、この彫刻に約5万ドル（約740万円）を支払ったとされ、今回の盗難に関しても「一夜にして、本当にひどいことが起きた。（略）これは私たちの組織にとって、痛ましいことだ」とSNSに投稿している。

ウィチタ警察署長のジョー・サリバン氏も1月26日の記者会見で、次のように語った。

「パークから、ジャッキー・ロビンソンの銅像を、撤去するという大胆不敵な人物たちの行動に、私は大変憤っています。パークは、アメリカの象徴であるジャッキー・ロビンソンの歴史を学び、ゲームをするために子供たちや家族、地域社会が集まる場所なのです」

現在警察は情報提供を呼び掛けており、逮捕につながった情報には最大2500ドル（約37万円）の報奨金を、銅像発見につながった情報には最大5000ドル（約74万円）の報奨金が与えられるという。（了）

出典元：ABC News：Jackie Robinson statue stolen from Kansas park; authorities offering up to $7,500 reward for tips(1/28)