ガラパゴス諸島で非常に珍しい白いペンギンを発見、白変種の可能性
エクアドル領のガラパゴス諸島で、非常に珍しい白いペンギンが目撃され、初めてのことだとして注目を集めている。
ツアー中にガイドが発見
ガラパゴス国立公園は11月26日、イサベラ島で白いペンギンを発見したと発表。このペンギンが珍しい白変種である可能性を示した。
このペンギンを最初に発見したのは、地元のナチュラリストのガイド・Jimmy Patiñoさんだという。彼は11月19日、2人の外国人観光客とともに船に乗り、ツアーを行っていたそうだ。
その時、イサベラ島北部の沿岸に白いガラパゴスペンギンを発見。その様子を写真に収めた。
その後、ガラパゴス国立公園理事会の専門家が、ガイドの写真を精査。部分的に色素が失われている白変種である可能性が高いと結論づけた。
Un raro pingüino totalmente blanco fue hallado en #Galápagos ► https://t.co/YxCIQiZCbp (Video: Cortesía de Jimmy Patiño) pic.twitter.com/SzyUeAN3fo
— El Universo (@eluniversocom) November 26, 2020
通常、顔は黒い毛で覆われている
通常のガラパゴスペンギンは顔や背中が黒く、目から顎にかけて白い2つのラインが入っており、胸は白いという。
しかし今回見つかったペンギンはほぼ全身が白く、幾分灰色がかっている場所もある。
ただ通常の目の色をしていることから、このペンギンがアルビノ(瞳孔が赤い)ではなく、白変種であるとの結論に至ったようだ。
#Galapagos On November 19, a rare white penguin was seen at Punta Vicente Roca, north of Isabela Island, by naturalist guide Jimmy Patiño. The lack of pigmentation in the penguin could be Leucism, and it has not been previously observed in the species.
Photo by: Jimmy Patiño. pic.twitter.com/bd3BiBWg7P
— Charles Darwin Foundation-Fundación Charles Darwin (@DarwinFound) November 27, 2020
#Galápagos | Un pingüino de Galápagos blanco fue reportado por el guía Jimmy Patiño, durante el desarrollo de actividades turísticas al norte de la isla Isabela. Los técnicos consideran que el ave sufre de leucismo, una condición genética parecida al albinismo. pic.twitter.com/RsY7ucE4rb
— Parque Galápagos (@parquegalapagos) November 26, 2020
ペンギンでは初めて
ガラパゴス諸島には、これまでも、さまざまな変色した動物が目撃されているが、ペンギンでこのように白く染まった個体は初めてだという。発表されたリリースでも次のように述べられている。
「ガラパゴス諸島では、サメやトカゲ、ロブスター、フィンチ(鳥)、その他さまざまな動物においても、アルビノや白変種のケースがありました。しかしこのような状態のペンギンの記録は、これが初めてです」
イサベラ島はガラパゴス諸島の中でも最も大きな島で、ペンギンやウミイグアナ、ゾウガメなど多様な生物が多く暮らしているという。(了)
出典元:LATINA MEDIA:Rare white penguin spotted in Galapagos(11/27)