ベニスで潮位が低下、運河にもボートが取り残されてしまう
イタリアのベニスで、これまでにないほど潮位が低下し、運河などから水が消える事態となった。
運河などにボートが残される
ベニスでは先日、潮位が48cmも低下し、街を流れる運河などは底が見える状態になったという。
このためボートやゴンドラも身動きができず、泥にはまったり、そのまま取り残されたりしたそうだ。
実は当サイトでも以前、同様の現象が起きたことを伝えたが、今回もかなり潮位が低下していることが伺える。
2019年は逆に潮位が上がり、被害も
その一方で、昨年の12月にはベニスでは潮位が引き上がり、サン・マルコ広場も海水が流れ込み、店やその他の企業も被害を受けたという。
また2019年には過去50年以上の間で最悪の洪水となり、潮位が187cmも高くなったとか。
これにより市内の85%が水没し、サン・マルコ寺院でも1200年間で6度目のひどい浸水に見舞われたと言われている。
当時、ベニスのLuigi Brugnaro市長は、この原因が気候変動にあると主張。多大な損害を被ったため、政府に支援を要請すると述べていた。(了)
出典元:INDEPENDENT:Exceptionally low tide leaves Venice canals almost empty(2/27)