植物由来の「肉」の次は「エビ」!新たな代替食品として期待を集める
アメリカでは植物由来の「肉」が開発され、広く流通しつつあるが、今度は「エビ」が注目を集めているという。
アレルゲンやコレステロールもなし
有望な食品メーカーを資金面で支援してきた「Tyson Foods」は先日、植物由来の貝や甲殻類を作る企業「New Wave Foods」に投資をすると発表した。
プレスリリースによれば、この企業は2020年の初め頃までに、植物由来の「エビ」をフード業界の店舗に準備させる計画を立てているという。
この「エビ」の代替食品は、環境に優しい資源である海藻や、植物性タンパク質から作られる予定で、肉や魚介類に含まれる8つのアミノ酸を含んでいるそうだ。
また「エビ」の代替品には、アレルゲン(アレルギーの元になるもの)やコレステロールもなく、新鮮な本物のエビと比べても塩分やカロリーは低く抑えられているとか。
味は本物と同じ、使い方も多様
「New Wave Foods」のCEOであるMary McGovern氏によれば、同企業は有名な料理学校「カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ」と共同で作業をし、模範となるものを作ったという。
その後、実際に植物由来の「エビ」を作って数千人に味わってもらい、絶賛する意見が寄せられたそうだ。
またこの「エビ」の代替食品は、本物と同じように調理でき、歯ごたえや味わい、また使い方の多様性においても変わらないとした上で、McGovern氏は次のように語っている。
「私たちの製品はおいしいです。(略)そして幅広いレシピにも置き換えられます。それは顧客の環境に優しい選択の需要が高まる中において、シェフやフードオペレーターに素晴らしいメニューの選択肢を与えるのです」(了)
出典元:ABC News:Company plans to release plant-based shrimp product(9/5)