100年後の火星はどうなっている?未来の火星都市を想定した動画が面白い
遠い将来、火星にはどんな街が作られるのか?そんなプランを示したVR動画が作成され、公開されている。
2117年を想定した火星の動画
その動画を作成したのはアラブ首長国連邦。彼らは「ドバイ2117年火星戦略」として今年の初旬にこの映像を発表した。
動画は今から100年後の2117年を想定。人類が火星に植民地を建設してから70年後、すでに火星には「連邦政府」が作られ、多くの人びとが移住し暮らしているという設定だ。
そこにはすでにさまざまな建物も作られているが、動画はそんな都市を乗り物によって移動しながら紹介する形となっている。
60万人が住む都市を紹介
最初の場面では、火星の地表で巨大なロボットや機械が作業する様子が映し出され、そばを乗り物が通過していく。
やがて乗り物は大きな建物の内部に到着。そこは「知恵の都市」と呼ばれ、60万人が住み、研究室や大学があると説明がされる。
さらに乗り物は移動しながら、高層ビルなどの美しい建築物が並んでいる都市全体の姿を紹介していく。
これはVRで製作されているが、YouTubeの動画でも360度周囲が見渡せる仕様となっている。
2020年には火星への無人探査を計画
アラブ首長国連邦は実際、2020年にはアラブ世界初となる火星への無人探査を計画しているという。
そして打ち上げられた探査機は2021年には火星の周回軌道に到着。その後、火星の表面に降り立ち、大気の状況や水の痕跡を探るなど科学的な調査を実施する予定だとしている。
また2047年には人間をロケットに乗せて、火星探査も行う計画だという。
今回の火星都市計画は、今年の2月に世界政府サミットにおいて発表されたもの。さらに9月にはアラブ首長国連邦のドバイで、巨大な火星シュミレーション施設を建設するため、約150億円を投じるとも発表している。
100年後には火星に多くの人が移住しているとは夢のようだが、意外と現実にそうなっていくのかもしれない。(了)
出典元:MailOnline:Take a tour of a Martian city: Incredible 360 degree video shows the UAE’s vision for a 2117 colony on the red planet where robots live alongside humans(11/30)