代々木の巨大な顔、海外の反応もやっぱりJunji Ito?
7月16日、東京・原宿の代々木公園の上空に巨大な“顔”が浮かび、世の中を驚かせた。
【NEWS】
巨大な「誰かの顔」が東京の空に浮上!
現代アートチーム目 [mé] によるプロジェクト、Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13「まさゆめ」本日実施です。
※本日20:00まで断続的に浮上予定です。https://t.co/wG0NlUqPPa#masayume #まさゆめ pic.twitter.com/DJjdTrSAgX— アーツカウンシル東京 (@artscouncilTYO) July 16, 2021
これは東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京による文化の祭典「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」のプロジェクトのひとつだ。
「まさゆめ」と題されたこのプロジェクトを手掛けたのは、現代アートチーム目 [mé]。現代アートチーム目 [mé]は、8月6日まで谷中のSCAI THE BATHHOUSEにて「ただの世界」という個展を開いているが、7月19日の時点で全日売り切れている注目のアート集団だ。
上空に打ちあがる巨大な顔は、見る人々の興味をかきたてた。そして、子供のころに読んだホラーマンガを思い出した人も、少なくはなかった。
海外からもJunji Ito?
目にしたら思わずツイートしたくなるこの作品。日本のTwitter上には、伊藤潤二氏の「首吊り気球」というホラーマンガを思い出した人々からツイートが、数多く投稿されている。
この現象は、日本だけではないようだ。
Junji Ito's hanging balloons 😨https://t.co/PGbd81s51O
— 9GAG (@9GAG) July 18, 2021
ジュンジ・イトウの「首吊り気球」です。
As part of an art project, a giant head is now floating over Tokyo. Junji Ito’s Floating Heads, anyone? pic.twitter.com/rPK72ikuD0
— Ryan Noble (@TheNobleGaming) July 16, 2021
アートプロジェクトの一環として、巨大な頭が東京に浮かんでいる。ジュンジ・イトウの「首吊り気球」を思い浮かべる人、他にいない?
Uh oh, it’s starting… pic.twitter.com/Q2Tt2osLxN
— Carlos (@kitsunemx) July 17, 2021
とうとう始まったか…
Junji Ito vibes pic.twitter.com/rZQB830d7g
— qeels (@qeels88) July 16, 2021
ジュンジ・イトウみがある
海外でも高い人気を持つ伊藤潤二氏
数多くの日本人にトラウマを植え付けてきた伊藤潤二氏は、「富江」や「うずまき」など、映像化されている作品も多い。彼の作品は日本だけにとどまらず、海外でも高い人気を誇っている。
アメリカで「マンガのアカデミー賞」と呼ばれるアイズナー賞には何度もノミネートされており、2019年には「フランケンシュタイン」が最優秀コミカライズ作品賞を受賞した。
現在公開中のスリラー『ライトハウス』のあらすじマンガを伊藤潤二氏が手掛けた際には、「これが必要だった」「実際、原作は伊藤潤二だよね」「これは買う」などの声が、海外から寄せられている。
Junji Ito created a summary manga for black & white horror movie "The Lighthouse" starring Robert Pattinson & Willem Dafoe that will be distributed in japanese cinemas to promote its theatrical release in Japan on July 9
Image © Junji Ito, A24, Focus Features/Universal Pictures pic.twitter.com/mcKzqtzDme
— Manga Mogura RE (@MangaMoguraRE) June 25, 2021
現在アメリカにてうずまきのアニメ制作が進んでおり、2022年にアメリカのTOONAMIにて放送される予定だ。その予告動画は、すでに120万回以上再生されている。
今回のアートプロジェクトにより、電子コミックサイト「ソノラマプラス」が7月16日~18日までの期間限定で「首吊り気球」を無料公開し、YouTube上でもムービーコミックを公開した。この機会に初めて傑作に触れ、新たなトラウマを抱えた人も多いようだ。(了)