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ドイツ極右政党の支持者が、幼稚園児たちに選挙用の風船を渡す

ドイツ極右政党の支持者が、幼稚園児たちに選挙用の風船を渡す
Twitter/@KatharinaKoenig

ドイツの極右政党に所属する市長が誕生した町で、男が園児たちに政党の風船を手渡している様子が撮影された。

 

ナチス兵のTシャツを着た男

 

その街とは、ドイツ中部テューリンゲン州のゾンネベルク郡とされている。

 

ここでは6月25日に、市長選挙が行われ、極右政党の「Alternative für Deutschland(AfD:ドイツのための選択肢)」に所属する人物が、初めて首長に選出されたという。

 

しかしその翌日、この政党の支持者と思われる男が、幼稚園児に対して、AfDの風船を配っている様子が撮影された。

 

動画には、ナチス時代の兵士の絵が描かれたTシャツと、ドイツ帝国の色、黒と白と赤のショートパンツを着た男が、園児に風船を手渡している様子が映っていた。

 

風船は市長選挙で余ったもの?

 

この男は、幼稚園に通う1人の園児の父親(46)とされ、風船は市長選挙活動で余ったものだと考えられている。

 

また男はドイツに住む難民を排除したいと考えているらしく、車の後部ガラスには「自発的強制送還ヘルパー」と書かれた大きなステッカーが貼られていた。

 

この幼稚園は選挙が行われた地区にあり、男は子供を迎えに幼稚園に行き、同時に青い風船を届けたという。

 

男が選挙後のパーティーに出席

 

AfDは、反移民、欧州連合懐疑論、反イスラム教徒などを掲げた、過激な極右政党で、ドイツ警察の監視対象にもなっている。

 

そのAfDの候補者であるロベルト・セッセルマン氏は26日、52.8%の得票率を獲得し、市長に当選。AfDの党員が初めて地方自治体の首長に就任したことで、ドイツ全土に衝撃を与えたという。

 

今回の動画について、テューリンゲン州のヘルムート・ホルター教育相は、ツイッターで次のように非難した。

 

「ネオナチが招待もされずに、明らかに我々の最も小さな人々に焦点を当て、幼稚園の子供たちを標的にしたことは、重大な侵害である」

 

AfDもこの男と距離を置き、彼は党員ではないと主張。しかし、テューリンゲン州のAfDのスポークスマンであるシュテファン・メラー氏は、男が日曜日に行われた選挙後のパーティーに出席していたと述べている。

 

警察は、犯罪が行われたという証拠は確認できなかったとしながらも、「しかしながら、いくつかの公共の迷惑になるような犯罪が存在する可能性はある」とし、捜査すると明らかにした。(了)

 

出典元:The Guardian:Video of apparent neo-Nazi handing out balloons at German nursery sparks outrage(6/28)

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