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中国の研究者らが、最も早く走るヒト型ロボットを開発

中国の研究者らが、最も早く走るヒト型ロボットを開発
YouTube/ROBOT ERA

中国で、これまで最も速く走れる2足歩行ロボットが開発され、その動画が公開されている。

 

靴を履かせて走る実験

 

その二足歩行ロボットとは、中国の企業「Robot Era」が開発した、「STAR1」だ。

 

「STAR1」の身長は171cm、体重は65kgあり、日本人の成人男性とほぼ同じ大きさになる。

 

研究チームは先日、中国北西部のゴビ砂漠で、2台の「STAR1」を使い実証実験を開始。より速く走れるかどうか試すため、1台には靴を履かせ、走らせたという。その様子がこちら。

 

時速13kmを記録

 

この実験で、靴を履いた方の「STAR1」は、時速13km(秒速3.6m)を記録。2足歩行ロボットの中では、世界で最も早い速度をマークした。

 

しかも「STAR1」は、舗装道路や土の上でジョギングしながら、草地や砂利などのさまざまな種類の地形を移動。最高速度を34分間も維持したという。

 

これまでは中国のロボットメーカー「Unitree」が開発した2足歩行ロボット「H1」が最も早く、2024年3月には時速12km(秒速3.3m)をマークした。

 

ただし「H1」はこの時、地上から両方の足が同時に離れることはなく、ジョギングや走るという形ではなかったそうだ。

 

「STAR1」には275兆回/秒(TOPS)の処理能力を誇るAIが搭載されており、これは典型的なAIの処理能力(45~55 TOPS)を遥かに上回るという。(了)

 

出典元:Livescience:Chinese humanoid robot is the ‘fastest in the world’ thanks to its trusty pair of sneakers(10/18)

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