Switch news

知っておきたい世界のニュース

イスラエル軍が、自由船団連合の「マデリーン号」に化学物質を散布か?

イスラエル軍が、自由船団連合の「マデリーン号」に化学物質を散布か?
X_Quds News Network

ガザ地区を目指して航海を続けている「フリーダム船団連合(Freedom Flotilla Coalition)」の船に、イスラエル軍が干渉し、妨害行為をしているという。

 

連絡が途絶え、ライブ配信も停止

 

国際NGO「フリーダム船団連合(FFC)」の船「マドリーン号」は現在、ガザ地区に人道支援物資を届けるため、地中海で航海を続けている。

 

しかし6月8日には、イスラエル海軍のスピードボートが接近し、「マドリーン号」を拿捕。乗船していた全員に対して、携帯電話の電源を切るよう要求したという。

 

これにより連絡が完全に途絶え、ライブ配信も停止したそうだ。またイスラエル軍は、通信妨害を行ったとも言われている。

 

目が焼けるような痛み

 

現在、「マドリーン号」はガザ地区から約160km離れた地点にいるのだが、その後上空にはイスラエル軍のものとみられる2機のドローンが飛来。

 

「マドリーン号」に対して、化学物質のような白い物質を散布したという。その後、乗組員は「目が焼けるような痛み」を訴えたそうだ。

 

 

この船には、気候変動活動家のグレタ・トゥーンベリさんも乗っており、船はガザ地区の海岸にあと1日で到着するとみられている。

 

しかしイスラエルのカッツ国防相は、救援物資と数人の活動家を乗せた「マドリーン号」が、ガザ地区に到着しないよう軍に指示したという。

 

配給所で銃撃、13人が死亡

 

一方、ガザ地区では6月8日も、「ガザ人道財団」の配給所付近にいたパレスチナ人が、イスラエル兵などに撃たれ、少なくとも13人が死亡、150人が負傷した。

 

この殺戮が起きたのは、ガザ地区南部のラファやワディ・ガザ橋にある配給所とされ、銃撃したのはイスラエル兵と、アメリカの警備を請け負う業者とされている。

 

5月27日に「ガザ人道財団」の活動が始まって以来、これまでに飢えた家族のために食糧を必死に手に入れようとしたパレスチナ人、130人が殺害され、700人以上が負傷している。(了)

 

出典元:Aljazeera:Madleen Gaza flotilla live tracker: Greta Thunberg, crew near Gaza(6/8)

出典元:Aljazeera:Gaza aid sites branded ‘human slaughterhouses’ under deadly Israeli fire(6/8)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top