米連邦通信委員会によるテレビ局への免許剥奪の脅し、共和党議員も反発

先日、アメリカの連邦通信委員会が、イラン戦争に関する報道について、テレビ局に対し、ある種の脅しを行った。
「免許剥奪の可能性がある」
トランプ大統領が任命した連邦通信委員会(FCC)のブレンダン・カー委員長は3月14日、イラン紛争に関して、「フェイクニュース」とみなす報道を行った放送局は、免許を剥奪される可能性があると述べた。
トランプ大統領や政権の関係者は、これまでも、特にイラン戦争に関する報道が不適切または非愛国的であるとして、主流メディアに対し、繰り返し不満を表明してきた。
トランプ氏は先日も、「ニューヨーク・タイムズ」と「ウォール・ストリート・ジャーナル」を名指しし、「これらのメディアや、その他の卑劣な『新聞』やメディアは、我々が戦争に負けることを望んでいる」とし、これらのメディアの報道は「事実とは正反対だ!」と非難した。
カー委員長の脅しは、このようなトランプ氏の意向を受けたものと考えられるが、共和党の議員からも反発の声が上がっている。
言論の自由への干渉に反対
共和党のロン・ジョンソン上院議員は、FOXニュースの番組「サンデー・ブリーフィング」のインタビューで、民間企業への政府の介入や、憲法で保障された言論の自由への干渉には反対だとし、次のように述べた。
「私は憲法修正第1条(宗教、言論、報道などの自由)を強く支持しています。誰が権力を握ろうとも、政府の強権的な介入は好ましくありません。ですから、連邦政府はできる限り民間部門に介入すべきではないと考えています」
民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員も、「トランプ大統領のイラン戦争について気に入らないという理由だけで、政府が言論の自由を検閲するのは違法だ。この脅しはまさに権威主義的な手口だ」と批判した。
同じく民主党のクリス・マーフィー上院議員も、「実に異常な瞬間だ。我々は全体主義による支配の瀬戸際にいるのではなく、まさにその真っ只中にいるのだ。そのことを自覚して行動すべきだ」とSNSに投稿した。
連邦通信委員会で唯一の民主党の委員であるアンナ・ゴメス氏も「こうした脅しは、憲法修正第1条に違反するものであり、何の効果もない。放送局は、政府の圧力に怯えることなく、断固として独立してニュース報道を続けるべきだ」と訴えた。(了)
出典元:The Guardian:Republican rebukes FCC chair’s threats to revoke broadcast licenses over Iran war(3/15)

























