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ヘグセス国防長官、機密情報を漏洩した疑いで、民主党上院議員への調査を命令

ヘグセス国防長官、機密情報を漏洩した疑いで、民主党上院議員への調査を命令
X_The American Messenger

アメリカのピート・ヘグセス国防長官は5月11日、機密情報を漏らした疑いで、アリゾナ州選出の民主党議員を調査すると明らかにした。

 

米軍の弾薬の枯渇について発言

 

その民主党の上院議員とは、退役海軍大佐のマーク・ケリー氏だ。

 

彼は先日、CBSのインタビューにおいて、国防総省の公開ブリーフィングに言及し、イラン戦争により、「トマホーク」や「ATACMS」などのミサイルを含むアメリカ軍の弾薬の備蓄が急速に枯渇しつつあると指摘した。

 

ヘグセス国防長官は5月11日、ケリー上院議員がCBSの番組「Face the Nation」において、国防総省の弾薬について議論したことを非難。

 

SNSに「ケリー氏は、今度はテレビで(虚偽かつ愚かにも)国防総省から受けた機密ブリーフィングについて、喋りすぎている。またしても宣誓に違反したのか?国防総省の法律顧問が調査する」と投稿した。

 

国防長官自身が発言した内容だった

 

実は、ヘグセス国防長官がケリー上院議員を非難し、攻撃するのは今回が2回目となる。

 

ケリー上院議員は以前、他の元軍人や情報将校だった民主党議員らと共に、大統領の違法な命令に、軍人は従わなくて良いとする動画を投稿していた。

 

これに対しヘグセス国防長官は、ケリー上院議員の軍人としての位の降格を求め、軍人年金の減額を行うよう指示した。

 

しかし先週、控訴裁判所の3人の判事は、ヘグセス国防長官によるケリー氏への処分について、懐疑的な見方を示した。

 

今回の国防長官による脅迫に対し、ケリー上院議員はSNSで、先週行われた上院軍事委員会の映像を投稿。そこではヘグセス長官自身が、「戦争前の弾薬の備蓄に戻るには、数年間かかる」と述べていた。

 

ケリー上院議員はさらに続けて、「1週間前の公開ヒアリングで、弾薬の一部の補充に数年かかると言ったのは、あなただ。これは機密情報ではない。あなたからの引用だ」と投稿した。

 

 

またケリー氏はCBSの番組でも、使用された兵器の量や残存兵器の量について具体的に言及していないため、情報公開法に違反した可能性は低いと考えられている。

 

1万3000の標的を攻撃

 

そもそも国防総省はすでに、イランとの戦争で約1万3000の標的を攻撃したと述べており、場合によっては、これらの標的を複数回攻撃する必要があったかもしれないと指摘していた。

 

国防総省会計監査官代行も4月下旬、イランとの戦争に少なくとも250億ドル(約4兆円)の費用がかかったと議員らに報告し、その大部分が弾薬費だったと明らかにしていた。

 

戦略国際問題研究所の分析官によれば、イランとの戦争で弾薬の半分を使い果たしており、戦争前の備蓄量に戻し、再装備できるようになるには最大で4年はかかる可能性があるという。(了)

 

出典元:ABC News:Hegseth again looks to punish Democratic Sen. Mark Kelly over military comments(5/12)

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