イスラエル兵がガザ地区でトラックの運転手を射殺、頭部を撃ち抜く

ガザ地区に食料を運んでいたトラックの運転手が先日、イスラエル兵により射殺された。
トラックが故障し、降りるよう命じられる
殺されたのは、ガザ地区中部、Deir al-Balah出身の男性、アフマド・エスリーム(Ahmad Esleem)さん(30)だ。
別のトラック運転手のディア・マンスールさんによれば、7月8日、4台のトラックからなる輸送隊が、ガザ地区南部の軍用道路、フィラデルフィア回廊を走っていたという。
しかし途中、トラックが故障したため、車から降りて点検する許可を待っていたところ、イスラエル軍の車両が到着。イスラエルの兵士は、アフマドさんとディアさんにトラックから降りるよう命じたそうだ。ディアさんは、次のように証言している。
「イスラエル兵は、私たちを道路脇に立たせました。私は服を脱ぐように命じられ、無理やり日差しの中に座らされました。それからアフマドを、トラックから引きずり出しました。兵士の1人が、両手を上げて立っているアフマドに話しかけ始めました。アフマドはヘブライ語を話せず、兵士たちも彼のアラビア語を理解できなかったようでした。突然、彼らはアフマドを撃ちました。彼は頭を撃たれ、その場で死亡しました。彼らは私たちがなぜ停車したのかを知ろうとしていたようでしたが、状況を理解しておらず、誰とも話し合ったり、意思疎通を図ったりすることなく、即座に発砲したのです」
許可証や調整書類、全てを所持
ガザ地区運輸会社協会の副会長で、アフマドさんの遠い親戚にあたるジハード・エスリーム氏によれば、運転手たちはオレンジ色の安全ベストを着用し、イスラエル国防軍(IDF)が承認した必要な許可証、セキュリティクリアランス、および調整書類をすべて所持していたという。その上でエスリーム氏は、次のように非難した。
「アフマドが降伏の意思を示すために両手を上げた瞬間、兵士の一人がM16ライフルを抜き、彼の頭を直接撃った。これは現場での処刑であり、すべての指示に従った民間人運転手に対する意図的な殺害だ」
このトラックは、「ワールド・セントラル・キッチン」からの食糧支援物資をガザ地区に運んでいたとされている。
またアフマドさんには妻がおり、生後1カ月の赤ちゃんと幼い娘を残して亡くなったという。(了)
出典元:The Guardian:IDF accused of ‘field execution’ of Palestinian driver bringing aid into Gaza(7/9)
























