カーチェイスの衝撃的結末、米で警察に追われた車がコントロールを失い宙を飛ぶ
警察とのカーチェイスの果てに、衝撃的な結末を迎えた車の様子がアメリカで撮影され、話題となっている。
●時速185kmにも及ぶカーチェイス
その事件が起きたのは2月28日の午後1時30分、場所はルイジアナ州のウェブスター郡とされている。
ウェブスター郡の保安官によれば、そのカーチェイスはハイウェイ371号線で保安官代理が、トヨタ「タコマ」というピックアップトラックを速度違反で停止させたところから始まったという。
その後、保安官代理は車から降りてきたドライバーのKevonte Dekorey Austin容疑者(18)と話していたが、突然男は車内に滑り込み、急発進させたそうだ。
郡警察の車は急いでピックアップトラックを追跡。当時のスピードは時速185kmにも達したとされている。
●猛スピードで脇道にそれ宙に舞う
やがて保安官代理は先回りして、車のタイヤをパンクさせるため「spike strip」というクギのついた仕掛けを通り道に設置。
Austin容疑者の乗った車がそれに当たり、コントロールを失ったため、猛スピードで脇道にそれて宙高く舞ったという。
そのピックアップトラックはレストランに止めてあったトヨタ「カローラ」の上に落下したが、当事車内にいた女性やAustin容疑者にも大きなケガはなかったとされている。
●保護観察中で同僚の車を盗む
Austin容疑者はCaddo郡のShreveportという町にある会社で働いていたが、2月8日以来職場に姿を見せなくなったという。
しかしCaddo郡の当局は、Austin容疑者が従業員の所有する2009年型フォード「レンジャー」を盗んだと判断しており、今回使われたトヨタ「タコマ」も同容疑者によって盗まれたものだと見られている。
Austin容疑者は保護観察中であったにも関わらず規則を破り、かつ車を盗んだとして逮捕され、現在警察に拘留されているそうだ。(了)
出展元:KSLA:Dramatic crash caps chase involving Caddo Parish inmate