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【イギリス】ロックダウンの中、学校の先生が貧困児童78名に無料の給食を徒歩で届ける

【イギリス】ロックダウンの中、学校の先生が貧困児童78名に無料の給食を徒歩で届ける
Twitter/Zane@zaneyteacher

ロックダウンで学校に来れなくなった貧困家庭の児童。彼らに無料の給食を届けるため、毎日8kmの道を歩くイギリスの先生が賞賛されている。

 

貧しい家庭に無料の給食を

 

イギリスの小学校は、貧困家庭の児童に無料で給食を提供している。ところが、新型コロナウイルス対策のロックダウンが実施され、児童たちは学校に来れなくなった。当然、給食は食べられない。その分の食費は家計を圧迫もする。

 

そこで一肌脱いだのが、グリムズビーという町にあるWestern小学校の先生、Zane Powlesさんだ。彼は今、合計18kgの重さになる生徒78名分の給食を持って、各家庭に毎日届けて回っている。1回の配達で歩く距離は8km。だが、元軍人のPowlesさんにとっては、それほど苦にならないらしい。

 

給食入りの大袋を体にくくり付けたPowlesさんの姿は、海外メディアで話題になり、子供向けテレビアニメ「PJ Masks」のFacebookページでもヒーローとして讃えられている。また、地元の警察もツイッターでPowlesさんを賞賛している。

 

Mr Powles is delivering 76 school meals a day to vunerable students. This is all to ensure they get a meal and check they're OK 💙 #NationalSuperheroDay

PJ Masksさんの投稿 2020年4月16日木曜日

今大変な時に、子供と親をサポートしたい

 

Powlesさんはメディアのインタビューを受け、この給食配達についてこう話す。

 

「ロックダウンが実施されると聞いたとき、生徒たちのことが心配になりました。無料の給食はどうなるのか、とか、子供たちの顔を見れなくなるのだろうか、などと考えると不安でした。そこで地図を広げ、給食が無料になっている家の位置を調べ、毎日それを届けることにしたのです。そうすれば、家は子供の昼食を無料で得られますし、私は子供が大丈夫なことを確認できます。親たちは子供を家に居させて、ロックダウンのルールを守れます。全ては子供たちの生活と安全を守るためです。それが私の仕事ですから」

 

学校近辺の家にはPowlesさんが徒歩で回っているが、遠く離れた家の25名分の給食は、同僚の先生が車で届けているという。(了)

 

出典元:boredpanda:Heroic Teacher Walks 5 Miles Every Single Day To Deliver 40 Lbs Of Free Lunches To 78 Students(4/24)

出典元:Distractify:Teacher Walks 5 Miles Every Day to Deliver Free Lunch to 70+ Students(4/25)

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