Switch news

知っておきたい世界のニュース

スーパーのバイトで渡航費を稼いで東京五輪へ!豪代表の女子大生アスリート

スーパーのバイトで渡航費を稼いで東京五輪へ!豪代表の女子大生アスリート
Woolworths Supermarkets/LinkedIn

某市長が金メダルに噛みつき、選手が所属しているトヨタ自動車が抗議したニュースは記憶に新しい。日本に限らず、多くのオリンピック選手には活動を支える企業があるものだ。

 

しかし、オーストラリアには、スーパーのアルバイトでオリンピックへの渡航費を稼いだアスリートがいる。

 

スーパーで働く女子大生アスリート

 

オーストラリアの200メートル走の代表として選出されたのが、21歳のライリー・デイ選手だ。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Riley Day(@_rileyday)がシェアした投稿

 

彼女は2017年にはコモンウェルス・ユース・ゲームズにて、200メートル走で金メダル、100メートル走で銀メダルを獲得。同年のワールドチャンピオンシップス、そして2018年のコモンウェルスゲームズに出場していた。

 

現在はグリフィス大学でスポーツマネジメントを学びながら、1日に3時間以上、週に6日競技に打ち込んでいる。大学生アスリートの彼女にスポンサー企業はついておらず、東京への渡航費はスーパーのアルバイトで稼いだという。

 

彼女が働くWoolworths Supermarketsは8月2日、デイ選手はこの18ヵ月間、週に1度訪れている目の見えない90歳の男性の買い物を手助けしていることに触れ、「素晴らしいチームメンバーだ」と伝えた。

 

linledin/Woolworths Supermarkets

 

オリンピックで自己ベストを記録

 

8月2日、彼女の東京オリンピックでの記録は準決勝進出。世界第12位とメダルには届かなかったが、22.56秒という自己ベストを記録し、笑顔の出る結果となった。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Riley Day(@_rileyday)がシェアした投稿

 

終了後のインタビューで、興奮のあまり「ホーリー・シ*ト」と口にしたことでも話題になっている。

 

スーパーで働く理由

 

なぜデイ選手は、スーパーマーケットのアルバイトを続けているのだろうか。The Sun紙によると、日中の仕事で夢をあきらめたくないからだという。

 

今後もグリフィス大学でスポーツマネジメントを学びながら、陸上とスーパーでの仕事を続けていくそうだ。

 

現在、彼女の出身地であるクイーンズランド州を中心に、彼女にスポンサーをと呼びかける声が上がっている。

 

参考:The Sun「RUN TO THE SHOPS Meet the Australian Olympic runner with NO sponsors who had to work in Woolworths to fund her Tokyo Games dream」(8/5)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top