サイエンスイスラエルで発見された顎の化石、17万年前には人類がアフリカから移住かアフリカ以外で最も古い現生人類の化石が、イスラエルで発見され、注目を集めている。 他の種とも交流していた可能性 この化石を調査したのはイスラエルにあるテルアビブ大学のIsrael Hershkovitz氏と、ニューヨーク州立大学Binghamton校のRolf Quam氏らが率いた研究チーム...
サイエンス死海文書に残された不明な箇所、イスラエルの研究者らが解読に成功※写真は今回の写本の一部ではない。 「死海文書(写本)」に残されていた曖昧な部分の1つが、イスラエルの研究者らによって解読され、注目されている。 60以上に断片化された部分 文書の中で今まで曖昧だった部分は、60以上も羊皮紙が細かく断片化されていたが、イスラエルのハイファ大学の...
サイエンス米のマリファナ栽培で使われる殺鼠剤が、希少なフクロウに大きな影響を与えているアメリカに生息するフクロウが、マリファナ栽培で使われる殺鼠剤の影響を受けていることが、研究者らの調査によって明らかにされた。 希少なキタマダラフクロウを調査 その調査が行われたのはアメリカで最も大麻栽培が盛んな「エメラルド・トライアングル」と呼ばれる、カリフォルニア州北部のHumboldt郡...
サイエンスNASAが火星の表面に氷を発見、8つの斜面で露出しているのを確認NASAの研究者らが火星の表面で氷が露出している場所を複数発見し、注目されている。 8つの場所で氷を確認 今回NASAの研究者らは、火星の周回軌道から調査を行う「マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)」を使用し、その観測データに基づき研究を行ったという。 そもそも火星上に氷...
サイエンス温暖化の影響か?豪北部に生息するウミガメの多くがメスであることが判明オーストラリアに生息するウミガメの調査が行われ、その多くがメスであることが明らかにされた。 孵化する場所の温度で決まる性 この調査を行ったのは、アメリカのカリフォルニア州にあるNational Oceanic and Atmospheric Administrationなどの研究者たち。彼ら...
サイエンス顔の運動を行うと、40歳以降の女性の表情が若返る可能性あり:米研究顔のエクササイズは果たして本当に効果があるのか?それを調べるための研究が行われ、結果が1月3日に「JAMA Dermatology」において発表された。 40歳以上の被験者が20週間続ける その調査を行ったのは、アメリカにあるNorthwestern大学医学部や医療皮膚科の研究者たち。彼らは...
サイエンスアラスカで発見された少女の遺伝解析から新たな古代人の集団が判明、北米移住に新説アラスカ内陸部にある、氷河期時代の遺跡で発見された生後6週間の幼児。そのDNA解析を行った結果、北アメリカにこれまで知られていなかった集団が存在していた可能性が明らかとなった。 遺伝解析から新たなグループが判明 この発見については科学誌「Nature」において1月3日に発表されたが、その中で...
サイエンススペースX社の新型巨大ロケットが発射台に登場、ドローン映像が公開されるスペースX社の新しいロケットが発射台に設置され、そのドローン映像が公開された。 27基のエンジン、積載量も2倍以上 その最新式のロケットとは「Falcon Heavy」。これはスペースX社のロケットの中でも、最もパワフルなものとされ、従来に比べて2倍以上の積荷を搭載でき、地球低軌道なら約6万...
サイエンス匂いの記憶は脳のどこで長い間保存されているのか?ドイツ研究ある日ふと、この匂いは昔かいだ記憶がある、と気づくことはないだろうか。そんな匂いの記憶が、脳のどこで保存されているのかを調べるユニークな研究が行われた。 長期記憶にもあてはまるかを調べる この調査を行ったのは、ドイツにあるルール大学ボーフムの研究者たち。 神経科学者のChris...
サイエンスまるでスターウォーズの世界、ピアノが弾ける新たな義手が開発される1本1本の指が動き、ピアノまで弾ける新しい義手が開発され、注目を集めている。 実際にピアノを演奏する動画も その義手は映画『スターウォーズ/帝国の逆襲』に登場したものをモデルにして、開発が進められたと言われている。 映画の最後の方で、腕を切られたルーク・スカイウォーカーに新しい機械の手が取り...
サイエンス秦の始皇帝が「不老不死」の薬を探すよう、全国に命じていたことが明らかに中国の初代皇帝である秦の始皇帝。彼が生前、国内各地で「不老不死」の薬を探すよう命令を下していたことが24日、明らかになった。 薬を探すよう命じていた木簡 新華社通信によれば、地元の考古学者らは2002年に湖南省の中部にある井戸の中から、約2000年前に手紙の代わりとして使われていた3万600...
サイエンス正解率は90%以上、嘘をつく人間の微細な表情を読み取れるAIが開発されるこれまで犯罪捜査などで容疑者の嘘を見抜く場合は、「嘘発見器」などが用いられてきた。しかしこれからは人工知能が、この役割も果たすかもしれない。 というのも先日、高い確率で人間の嘘を見抜くAIがアメリカの研究者らにより開発されたからだ。 人間の微細な表情を読み取り判断 このAIを開...
サイエンス謎の天体「オウムアムア」の正体とは?有機物の外層が氷を閉じ込めていた太陽系内で特定された史上初の恒星間天体の「オウムアムア」。この調査が天文学者のチームによって進められ、いくつかの新しい発見が報告された。 天文学者の国際チームによる調査 別の恒星系から飛来し、太陽系内を移動していた「オウムアムア(ハワイ語で使者の意味)」は、10月に地球に接近していることが発...
サイエンス未来は樹木が街灯に?MITがナノ粒子を使い、植物を約4時間も発光させることに成功暗くなった時に電気スタンドのスイッチを入れる代わりに、植物が照らし出してくれる、そんな夢のような技術を実現するための第一歩となる研究が行われた。 植物のエネルギー代謝で作られる光 この研究を進めたのは、アメリカにあるマサチューセッツ工科大学(MIT)、ケミカル・エンジニアリングの研究チームと...
サイエンスまだ終わらない!スーパームーンは来年1月も浮上、しかも33年ぶりの皆既月食に12月3日の夜から4日の深夜にかけて、日本でも各地で「スーパームーン」が観測されたが、NASAによれば今後も続いて現れるという。 14%も大きく、30%も明るい そもそも「スーパームーン」とは満月のことだが、最も極大化した状態を指す。そしてこれは月の軌道によって生じるとされている。 &nbs...
サイエンス100年後の火星はどうなっている?未来の火星都市を想定した動画が面白い遠い将来、火星にはどんな街が作られるのか?そんなプランを示したVR動画が作成され、公開されている。 2117年を想定した火星の動画 その動画を作成したのはアラブ首長国連邦。彼らは「ドバイ2117年火星戦略」として今年の初旬にこの映像を発表した。 動画は今から100年後の2117...
サイエンス新たな研究により、ミツバチだけを殺さない殺虫剤の開発が現実へ自然界の植物の受粉を助け、人間の生産活動にも大きな影響を与えているミツバチ。 それを殺さずに有害な虫だけを駆除する殺虫剤の研究が進み、開発が現実味を帯びてきたとして注目されている。 有益な虫を殺さないための鍵を発見 アメリカ、ミシガン州立大学のリリースによれば、同大学の昆虫学部...
サイエンス5000もの超新星で初めて…爆発を経ても死なない「ゾンビ星」を発見か天文学者による新たな研究により、50年以上の時をかけて複数回の爆発を繰り返す星が発見された。 寿命を迎えるはずが爆発後に輝きを増す 今回の研究発表は8日、イギリスの科学情報誌「Nature」に掲載された。 ローレンス・バークレー国立研究所の共同発表者で科学者のPeter Nug...
サイエンスバク宙までこなしてしまう!人型ロボット「アトラス」の運動能力が驚異的アメリカのBostonDynamicsが開発を進めているロボットが、驚くほどの身体能力を獲得したとして話題となっている。 後方宙返りして着地することに成功 そのロボットとはヒューマノイドの「Atlas」。BostonDynamicsのサイトによれば、「Atlas」は腕や胴体、足を使ってバラン...
サイエンスAIを搭載した「殺人ロボット」の脅威、短編動画に描かれた戦慄の未来とは「殺人ロボット」と呼ばれる自律型兵器の禁止を訴える研究者らが、未来に警鐘を鳴らす短編動画「スローターボッツ」を制作し、注目されている。 AIを搭載した小型ドローンの実演 その動画を制作したのは、カリフォルニア大学バークリー校のステュアート・ラッセル教授らとされている。 彼らはス...
サイエンスピラミッド“世紀の大発見”を喜ぶ研究者らに考古学者が釘を刺す今月4日、エジプト・ギザの大ピラミッド内において、研究者らが空間を発見したことは日本でも大きく報道され、記憶に新しい。 しかし科学者らにより“世紀の大発見”とされた今回の発見については、研究チーム内部の考古学者の間から疑問の声が上がっている。 19世紀以来の“世紀の大発見”か ...
サイエンス太平洋に浮かぶ謎の島「ナンマトル」、紀元後1世紀に造られた可能性が浮上太平洋の中心に位置する謎の島「ナンマトル」が、従来考えられてきたよりも古くから存在していた可能性が浮上している。 接近困難なナンマトルを最新技術で調査 考古学者らは大陸から離れ、近づくことが困難とされてきたミクロネシア連邦の人工島群ナンマトルについて、最新技術を用いて研究を重ねてきた。 &n...
サイエンスNASAが公開した「宇宙の音」が意外に恐ろしいと話題に先日、NASAは自らのサイトにおいて、独自に分析した「宇宙の音」を公開した。 予想以上に奇妙で恐ろしい音 この「宇宙の音」はNASAが太陽系内で記録したもので、宇宙空間や木星、土星付近で集められた「音」が22種類用意されている。 ただしこれは通常の意味での「音」ではない。そもそ...
サイエンス面積は州の広さとほぼ同じ、氷に閉ざされた南極に巨大な謎の穴が出現1つの州ほどの面積もある巨大な穴が、南極の氷に開いているのが衛星で確認された。 面積は8万平方キロ、原因は不明 その穴は「polynia(氷原中の非氷結水圏)」と呼ばれるもので、南極大陸の沿岸に浮いた氷の中に形作られ、氷の端から数百キロ離れた地域に現れたという。 しかも穴の大き...
サイエンス絶滅したと考えられていたナナフシ、ゲノム解析で生存していることが判明絶滅したと思われていたナナフシ(昆虫)が、現在も生存していることが研究によって明らかとなった。 別の土地で発見された種と同じか疑問 そのナナフシとは「ロードハウナナフシ」。オーストラリアのロード・ハウ島に生息していたもので、難破した船から上陸したクマネズミの影響で、1918年には絶滅したと考...
サイエンス都市の4倍もある巨大な氷山が分離、移動を開始したことが衛星画像で確認される大きな氷山が氷棚から切り離され、漂い始めたことが研究者らによって確認され、注目されている。 ロンドンの面積の4倍もの大きさ その氷山とは「A68」と呼ばれるもので、南極にある「Larsen C氷棚」から切り離されているのが先週、人工衛星によって確認されたという。 「A68」は広...
サイエンス海岸に打ち上げられたクジラの大量死は、太陽フレアが原因か?新たな仮説が登場これまでクジラなどが大量に海岸に漂着し、死んでしまう出来事が繰り返されてきたが、この原因が「太陽フレア」の影響とする仮説が発表された。 クジラの大量死の原因を示す新仮説 この調査研究を行ったのはドイツのKiel大学、Klaus Vanselow博士が率いる研究チームとされている。  ...
サイエンスアマゾンでの研究により2年間に381の新種が発見される:WWF報告アマゾン流域での研究調査の結果、2年間に多くの新種が発見されているという報告書が発表され、注目を集めている。 2日おきに1つの新種が発見されている その報告書を作成したのは世界自然保護基金(WWF)ブラジル支部と、マミラウア研究所とされ、彼らは先週の水曜日にその内容を発表した。 ...
サイエンス常に笑顔を浮かべ「ヨーダ」と呼ばれてきたコウモリ、新種だと判明し新たな名前に映画『スターウォーズ』に登場するキャラクターの名前がつけられていたコウモリが、新種と判明し新たな名が付けられた。 18の博物館にある3000の標本を調査 そのコウモリとは果物を好んで食べる「フルーツ・コウモリ」の仲間で、オセアニアのパプア・ニューギニアに生息しているという。 し...
サイエンス電子タバコが喫煙を止めるのに役立つ可能性あり:米研究長い間、「電子タバコ」を巡ってメリットとリスクに関し議論が行わっれてきたが、先日喫煙を止めるのに効果があるという研究結果が発表された。 電子タバコの方が禁煙の割合が高い この研究を行ったのはカリフォルニア大学、サンディエゴ校のShu-Hong Zhuky教授が率いる研究チーム。 ...
サイエンス仕事のストレスを緩和するにはスマホのゲームが有効:米研究コンピューター・ゲームが仕事による認識能力の低下に対し、どのような影響を及ぼすかを調べる研究が行われた。 人命を預かる仕事では重大なリスクに そもそもアメリカでは仕事によるストレスや欲求不満、さらに不安から半数以上の人々が認識能力の低下を経験しているという。 特に航空管制や医療...
サイエンス欧米の男性の精子が過去40年間で59%も減少:研究結果主にヨーロッパなどに住む男性の精子が減っているという新しい研究結果が発表され、注目されている。 4万人の精子と研究データを精査 その研究を行ったのはイスラエルのヘブライ大学、Hagai Levine博士が率いる研究チーム。彼らはこれまでの数千に及ぶ研究を調査し、さらに185の研究に関してメタ...
サイエンスJAXAが開発した宇宙ステーション内を撮影するカメラ、「イントボール」がカワイイ地上からの遠隔操作により宇宙空間を移動して撮影する、JAXA初の移動型カメラである「JEM自律移動型船内カメラ(Int-Ball:イントボール)」の映像が初めて公開された。 空間を移動し、静止画と動画の撮影 「Int-Ball」は2017年6月4日に打ち上げられたアメリカのドラゴン補給船運用...
サイエンスカナダで発見された鳥型恐竜の化石、詳細な分析により新種と判明以前、カナダで発見された化石が、想定されていた恐竜とは別のもので、新種であることが明らかとなり注目されている。 白亜紀後期に北米に生息していた その化石はカナダのアルバータ州で発見されたもので、鳥のような姿をした恐竜で7100万年前(白亜紀後期)には、Red Deer川付近に生息していたもの...
サイエンスニンニクを食べる男性の体臭は、女性にとって魅力的?:研究結果ニンニクを食べる男性の体臭は、そうでない人に比べて女性にとっては魅力的になるという研究結果が、2年前に報告されているのをご存知だろうか。 82人の女性が脇の下の臭いを評価 この研究を行ったのはスコットランドにあるStirling大学と、チェコのプラハにあるCharles大学の研究チームで、彼...
サイエンスNASAが探査機のデータを元に冥王星の映像を作成、地表の詳細が明らかにNASAが探査機からの情報を元に、初めて冥王星などの姿を詳しく表した動画を作成し、7月14日に公開した。 探査機のデータを元に映像を作成 NASAの探査機「ニュー・ホライズンズ」はこれまで冥王星に最接近して、数多くのデータを収集し、地球に届けてきたという。 そして今回NASAはそのデータとデジタル...