【9.11同時多発テロ】エリザベス女王が伝統を破り、アメリカ国歌の演奏を命じる
アメリカ同時多発テロが起きた際、生前のエリザベス女王が、伝統を破っていたことをご存じだろうか?
1660年にさかのぼる伝統を破る
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが起き、世界中が衝撃に包まれ、同時に悲しみに包まれた。
そしてテロ事件後、イギリスのエリザベス女王は、ロンドンのバッキンガム宮殿で行われた衛兵交代式で、1660年から続いてきた伝統を破ったという。
エリザベス女王は、「ロンドンに取り残されたアメリカ人に慰めを与えよう」とし、伝統を破って衛兵に対し、アメリカ国歌を演奏するよう命じたそうだ。
当時、このことはアメリカのABC Newsも報じており、アナウンサーのピーター・ジェニングス氏も、感動的な場面として伝えた。
「悲しみは愛のために支払う代償」
また今年の9月11日の追悼式典で、アメリカのジョー・バイデン大統領は、「事件当時、エリザベス女王からアメリカ国民に送られたメッセージを覚えています」とし、次のように語ったという。
「9月11日のことでした。ニューヨークのセント・トーマス教会での礼拝で、彼女(エリザベス女王)の大使が祈りを読み上げ、『悲しみは愛のために支払う代償である』という言葉を、私たちに痛切に思い出させてくれたのです」
バイデン大統領は、「悲しみは愛のために支払う代償です」との言葉をもう一度繰り返し、「あの暗い日々の中で、私たちは深く、互いを思いやり、団結したことを忘れないでほしい」と述べたという。(了)
On their 31st anniversary of Independence, Her Majesty The Queen congratulates Ukrainians.
In her address to the President of Ukraine she said: pic.twitter.com/01JQWif1K3
— UK in Ukraine 🇬🇧🇺🇦 (@UKinUkraine) August 24, 2022
出典元:Good News Network:The Queen Broke a 450-Year-old Palace Tradition to Honor Americans After 9/11(9/10)
出典元:METRO:Joe Biden recalls Queen’s message to the US after 9/11(9/11)