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新学期が始まり、受験シーズンも本格化していく9月。勉強方法を見直すにはいいタイミングかもしれない。

自分が正しい勉強方法をしているか。米コネチカット州在住のSophia Chua-Rubenfeldさんが書いたブログの記事「ハーバード大学の学生のように勉強する方法」を参考に、考えてみてはいかがだろうか。

有名教育ママに育てられた娘

Sophiaさんは、ハーバード大学とイェール大学という2つの名門を卒業した才女だ。

母親のAmy Chuaさんは“タイガーママ（教育ママ）”として有名なライターさん。自身もイェール・ロー・スクールで教鞭をとる才女でもある。

Sophiaさんの賢さは、有名教育ママの方針が正しかったからなのだろうか、それとも自分自身で手に入れたのだろうか。

「ハーバードの学生のように勉強する方法」（抜粋）

●原則

・勉強の量ではなく、質を重視する
・あやふやなものを放置しない
・つべこべ言わずに精を出す

●授業にて

・すべての授業に出席すること。その方が順を追って理解できるので、結局時間の節約になる
・ノートは手書きでとること。科学的な裏付けがあるかはわからないけど、その方が記憶に残るから

●自宅では

・毎日少しずつ勉強をする。1日勉強漬けはNG
・やる気の元を用意する。「6時間後には必ず出かける」などの目標を立てたほうが、退屈せずにやるべきことをこなせる
・勉強時間中はスマホなどを没収してもらう。ついついやってしまうゲームやSNSは、気分転換ではなく不要なものだ
・できるだけ本を読む。文字を追うだけではなく、そこに書かれている考えや議論を見抜きながら読むのが大切
・蛍光ペンでなぞったところを読み返すよりも、声に出したり、書き出したりする方が覚えやすい
・人に説明する。難しかったところを人に説明してみると、理解したことを明瞭にできる

●試験当日

・試験を制し、Aを獲る

オートパイロット・ブレインはNG

いずれもすぐにでも始められる方法だ。また、文字を目で追ったり、何も考えずに書き写したりすることを、“オートパイロット・ブレイン（自動操縦の脳）”と呼び、NG行為にあげている。

“毎日少しずつ勉強をする”のは、わかっていてもなかなかできないことかもしれない。その習慣を作れたのは、教育ママのおかげかもしれないが、2つの名門大学を卒業できたのは、Sophiaさんの努力の結果だろう。

毎日、短時間でも脳をしっかりと働かせながら“量より質”を意識して勉強する―。まずはその習慣作りから始めてはいかがだろうか。（了）