トランプ氏、イランとの停戦を延長、和平協議は中止

イランとの和平協議が中止となったが、アメリカのトランプ大統領は停戦期間を延長すると発表した。
イランへの海上封鎖を継続
イラン側はパキスタンのイスラマバードでの和平協議への出席を見送る方針を示し、アメリカのJ・D・バンス副大統領もパキスタン訪問を中止した。
一方、イランとの停戦は22日で終了する予定だったが、アメリカのトランプ大統領は4月21日、パキスタンのシャリフ首相の要請に応じ、イランとの停戦を延長するとし、次のように述べた。
「イラン政府が深刻な分裂状態にあることは予想通りであり、パキスタンのアシム・ムニール元帥とシャバズ・シャリフ首相の要請に基づき、イランの指導者と代表者が統一案を提示するまで、イランへの攻撃を差し控えるよう求められた」
「したがって、私は軍に対し海上封鎖を継続し、その他あらゆる面で準備態勢を維持するよう指示した。そして、イラン側から提案が提出され、協議が何らかの形で終結するまで、停戦を延長する」
しかしイラン側は、アメリカ軍による海上封鎖などが、停戦協定違反だと主張しており、その結果、和平協議への参加を見送ると述べていた。
原油価格が上昇
パキスタンのシャリフ首相は、停戦延長と「進行中の外交努力の進展を認める」というパキスタンの要請を受け入れたトランプ大統領に、感謝の意を表明した。
しかし停戦発表後にも、原油価格は上昇。ブレント原油の価格は日中、1バレル95ドル未満から約100ドルまで上昇したが、終値は98.48ドルとなり、3.1%上昇した。
また株価も和平協議が行われないことを受け、わずかに下落。S&P500指数は、J・D・バンス副大統領がパキスタン訪問を中止したことを受け、0.6%下落したという。
「ヒズボラ」がイスラエルへ攻撃
レバノンのシーア派武装組織「ヒズボラ」は4月21日、イスラエルが10日間の停戦協定に違反したことへの報復として、イスラエル北部への攻撃を開始したと発表した。
イランの支援を受ける「ヒズボラ」は声明で、戦闘員がイスラエル北部にある、南レバノンの町への砲撃の拠点とされる地点に、ロケット弾と攻撃ドローンを発射したと述べた。
イスラエル軍はレバノンとの10日間の停戦を受け入れた直後も、レバノン南部にある「ヒズボラ」の拠点や町を攻撃し続けてきた。(了)
出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Trump unilaterally extends ceasefire; US navy continues blockade of Iranian ports(4/21)


























