オランダに世界初の“プラスチックフリー”のスーパーマーケットが登場


オランダに世界初の“プラスチックフリー”のスーパーマーケットが誕生し、話題となっている。

 

一切プラスチックを利用しないパッケージ

 

世界初の“プラスチックフリー”のスーパーマーケットが登場したのは、オランダのアムステルダム。

 

オランダ国内にスーパーマーケットを展開する「Ekoplaza」の系列となる店では、店内に並ぶ約700もの商品の全てにおいて、プラスチックを用いたパッケージが使用されていないという。

 

その替わりに使用されているのは、たい肥とすることが可能な素材やガラス、金属、厚紙などであるとのことだ。

 

Ekoplaza

 

プラスチックなしでも便利な買い物は可能

 

今回のスーパーマーケットは、環境保護団体「A Plastic Planet」の協力により試験的に導入されたもの。

 

同団体はこの店舗を“世界へのショーケース”と表現し、団体の共同創設者Sian Sutherland氏は、“プラスチックフリー”の店が標準となるための第一歩であるとする。

 

「12カ月ものキャンペーン期間を経て、初のプラスティックフリーによる店舗を開店させるのは、我々にとって非常に心躍ることでした」

 

またSutherland氏は、今回の店舗のオープンはプラスチックフリーのショップが“拡張可能かつ実行可能であり、なおかつ便利”なものと成り得ることを証明したとし、「(プラスチックなしでも)パッキングされたサラダや肉を購入することができるんです」と“プラスチックフリー”であっても便利さが損なわれていないことを強調する。

 

「20年、さらに言えば5年も待つ必要はなく、我々は今(プラスチックフリーの店舗を開店させることが)できるんです」

 

EUもプラスチックごみを問題視

 

一方、欧州連合(EU)は1月、プラスチックの廃棄に関わる画期的な戦略を発表している。

 

この戦略においては2030年までに全てのプラスチックパッケージを再生可能、あるいは再利用可能なものとすることを目標として掲げているとのことだ。

 

欧州委員会の第1副委員長Frans Timmermans氏はこれに関し、「もしこれについて我々が何もしなければ、50年後の将来には海に魚よりも多くのプラスチックごみが浮かぶことになる」と述べる。

 

さらに昨年発表された研究によると、世界では1950年代から83億トンにも上る量のプラスチックが生産されてきており、そのうち63億トンは2015年までに廃棄されているという。

 

またリサイクルされているプラスチックは廃棄されたうちのわずか9%のみ。79%は埋め立てられているか、自然環境の中に棄てられているという。

 

 

Ekoplazaは今年度の展望として、オランダ国内で“プラスチックフリー”の店舗を74店舗に拡大させていきたい考えだという。

 

一方、A Plastic Planetはこのような店舗がヨーロッパから世界にまで広がっていくことを期待している。

 

プラスチックごみによる海洋汚染が各国において問題となっている昨今、プラスチックを一切使用しないパッキングによる商品のみを扱う店舗がこれから増えていくことを期待したい。(了)

 

出典元:euronews:Dutch supermarket launches ‘world’s first’ plastic-free aisle(2/28)

出典元:The Guardian:First plastic-free aisle is an example for other supermarkets to follow(2/27)