米で植物から作られた「肉」の売上が上昇、多くの人々の支持を得る
現在、アメリカでは植物から作られた肉(代用肉)の人気が高まり、売上も伸びているという。
スタートアップ企業が作る「肉」
この肉の代用品は、植物から作られているが、味や見た目も肉と似ているという。
そしてマイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏から資金援助を受けたスタートアップ企業「Impossible Foods」や「Beyond Meat」が、植物由来の肉を作り、人気を得ているそうだ。
しかも通常ならこのような製品は、ビーガンやベジタリアンの人たちが多く購入すると思われがちだが、実は普通にお肉を食べる人々の支持を得ているとか。
この背景には、より健康的で持続可能な食べ物に対する需要の高まりがあると見られている。
バーガーキングもこの「肉」でテスト販売
ロサンゼルスを拠点にする「Beyond Meat」は、食料品店で通常の肉と一緒に植物から作られた肉を販売しており、「Carl’s Jr.」や「TGI Friday’s」といったジューシーバーガーチェーンにも卸しているという。
またシリコンバレーを拠点にする「Impossible Foods」も、植物由来の肉のバーガーを3年前、「Momofuku Nishi」のようなニューヨークで人気のレストランに導入してもらったそうだ。
そのことにより、アメリカやアジアにある5000軒以上ものレストランとの提携を実現。さらに今週は、バーガーキングが「Impossible Foods」の代用肉を使ったハンバーガー「Impossible Whopper」を、セントルルイスにある59店舗でテスト販売することを発表した。
バーガーキングはすでに他の「べジーバーガー」を販売しているが、調査によれば植物由来の肉を購入する人の9%がベジタリアンなどで、90%が普通にお肉を食べる人だという。
そしてやはり彼らは、より健康的な選択肢を求めて、植物から作られる肉を購入しているそうだ。
このような新しい植物由来のお肉とは、一度どんな味なのか食べてみたいものだ。(了)
出典元:ABC News:Is that soy in your Whopper? Plant-based meat sales rising(4/4)